つやつや紫色…ブランド「美なす」ぐんぐん成長 豊後大野市で収穫ピーク「食べやすく夏バテ防止に効果」

AI要約

夏の日差しと水分をたっぷりと浴びて成長したナスが収穫ピークを迎えた。

同市豊後大野では「美なす」としてブランド化され、県内外に出荷されている。

今年は20トン多い180トンの出荷を見込んでおり、ナスの人気が高まっている。

つやつや紫色…ブランド「美なす」ぐんぐん成長 豊後大野市で収穫ピーク「食べやすく夏バテ防止に効果」

 大分県豊後大野市でナスの収穫がピークを迎えた。夏の日差しと水分をたっぷりと浴びてぐんぐん成長。つやつやした濃い紫色に育ち、おいしさも増している。収穫は10月末まで続く。

 同市は県内有数の産地で、ローマ神話の美の女神「ビーナス」にあやかり「美なす」としてブランド化。JAおおいた豊後大野美なす部会(坂本栄司部会長)の37人が計1・8ヘクタールで栽培し、県内や福岡、関西などに出荷している。

 同市犬飼町田原の7アールの畑で育てる坂本部会長(38)は5月中旬から収穫を始めた。現在は午前4時半ごろから、「葉がこすれるだけで実に傷が入るので栽培に手間暇がかかる。愛情をたっぷり注いだ」という長さ15~20センチほどの実を1本ずつ丁寧に摘み取った。

 「毎日1センチほども実が育つので皮が薄く、あっさりとして食べやすい。夏バテ防止に効果がある成分も入っているので暑い日に最高」と坂本部会長。ラザニアやピザ、焼きナス、マーボーナスなどで食べるのがお薦めという。

 同部会によると、今年は昨年よりも20トン多い、180トンの出荷を見込んでいる。