パリ五輪 「がんばれ!矢沢選手」 出身地の市役所に応援コーナー【長野県飯田市】

AI要約

パリ五輪に出場する長野県出身のカヌー選手矢沢亜季選手への応援活動が飯田市で行われている。

展示スペースでは応援幕や写真、のぼり旗が掲げられ、矢沢選手の競技日程も紹介されている。

矢沢選手は3大会連続の五輪出場経験を持ち、高校卒業後は競技を続けつつ就職もしている。

パリ五輪  「がんばれ!矢沢選手」  出身地の市役所に応援コーナー【長野県飯田市】

 26日に開幕するパリ五輪に、カヌー・スラロームのカヤックシングルとカヤッククロスの2種目で出場する長野県飯田市出身の矢沢亜季選手(32)=昭和飛行機都市開発=を応援しようと、市は24日、市役所C棟1階入り口の展示スペースに応援幕などを飾り付けた。女子カヤックシングルは27日に予選、28日に準決勝と決勝を行う。

 展示スペースには「がんばれ!矢沢亜季選手」と記した応援幕を掲げ、水しぶきを上げながら競技する矢沢選手の写真や手作りののぼり旗を飾った。カヌー・スラロームの競技日程も紹介し、開幕に向けて機運を盛り上げている。

 生涯学習・スポーツ課の後藤武志課長は「身近な選手も出場しており、4年に一度の祭典を通じてスポーツへの関心を高めてもらえたら」と期待を込めた。

 矢沢選手は3大会連続の五輪出場。

 小学生の頃からカヌーを始め、飯田西中時代に全日本ジュニア代表に選ばれた。県内に強化する高校はなく、埼玉県入間市の東野高に進学し、駿河台大を卒業後も競技を継続。日本オリンピック委員会(JOC)が主催する「トップアスリート就職支援ナビゲーション」により、昭和飛行機工業に入社した。五輪初出場となった2016年リオデジャネイロ大会は20位、21年東京大会は19位だった。