親子で触れ合う楽しさを 「傾奇組」10周年記念イベント【長野県】

AI要約

長野県飯田下伊那地域の保育士有志で結成された「傾奇組」が10周年記念イベントを開催。親子向けの多彩な運動遊びや体操で430人の親子連れが楽しんだ。

イベントには創作遊び作家の谷口國博さんや体操インストラクターの文哉さんらが参加。親子が一緒に遊びながら笑顔が溢れた。

傾奇組は保育士向けの研修会や各種イベントを企画し、親子の触れ合いや保育の楽しさを伝えている。飯田短大でも保育士志望の学生向けに講義を行っている。

親子で触れ合う楽しさを  「傾奇組」10周年記念イベント【長野県】

 長野県飯田下伊那地域の保育士有志でつくる「傾奇(かぶき)組」は21日、結成10周年記念イベント「ひろみち&たにぞう&かぶきぐみwithブンブン 親子でレッツ“笑”time」を飯田市座光寺のエス・バードで開いた。午前の親子向けイベントには430人の親子連れが参加し、多彩な運動遊びや体操で盛り上がった。

 創作遊び作家の谷口國博さんや「ひろみちお兄さん」こと佐藤弘道さんの長男で体操インストラクターの文哉(ブンブン)さんらを招いて開催。佐藤さんが脊髄梗塞を発症して出演できなくなったため、文哉さんが代役を務めた。

 参加者はたにぞうさんの歌に合わせ、バスの運転ごっこをしたり、寿司の形になったりとさまざまな遊びを体験。親子で触れ合いながら、1回の遊びが終わるごとに会場には笑顔があふれた。

 傾奇組は日頃から親子でできる運動遊びを紹介。メンバーが練習しているけん玉やこまも披露した。文哉さんは足を鍛えられる簡単な体操を伝え、成功すると親子で喜ぶ姿が見られた。

 飯田短期大学の学生や高校生、傾奇組以外の保育士も協力し、午後は保育士や指導者向けのワークショップを開いた。

 傾奇組は飯伊の男性保育士13人が集まり、2014年に結成。「子育てを楽しく、親子や保育士を笑顔にしたい」との思いから、体操ワークショップ、けん玉・こま遊びなどの催しを企画し、保育士向けの研修会を続けている。飯田短大で保育士志望の学生向けに講義もしている。

 後藤亮児代表は「多くの人の協力がなければこんな大きなイベントはできず、たくさんの笑顔が見れて本当にありがたかった」と感謝し、「これからも活動を通して、親子で触れ合う大切さや保育の楽しさを伝えていきたい」と語った。