出雲市で特殊詐欺被害相次ぐ 60代の男性と女性がともに約200万円だまし取られる 警察が警戒呼びかけ

AI要約

島根県出雲市で特殊詐欺被害が相次いで発生し、60代の男性が約217万円、60代の女性が約199万円をだまし取られた事が判明。

男性は出会い系サイトで知り合った女からインターネットショッピングサイトでの商品購入を持ちかけられてお金をだまし取られた。

女性は保険料払い戻しを装った電話で200万円以上をATMで振り込みだまし取られた。

出雲市で特殊詐欺被害相次ぐ 60代の男性と女性がともに約200万円だまし取られる 警察が警戒呼びかけ

島根県出雲市で特殊詐欺被害が相次いで発生し、60代の男性が約217万円、60代の女性が約199万円をだまし取られたことが分かりました。このうち60代の男性は、出会い系サイトで知り合った女とのSNSでのやり取りで、インターネットショッピングサイトを一緒にやろうなどと誘われ、商品の購入代金として支払ったお金をだまし取られました。

出雲署によりますと、男性は2024年5月に、出会い系サイトで知り合った女とSNSで連絡を取り合うようになり、この女から「将来は一緒になりたい」、「2人でインターネットショッピングサイトをやろう」などと持ち掛けられた話を信じ、女から教えられたインターネットショッピングサイトに個人情報を登録、サイト内に店を開設しました。

そして販売するアクセサリーなどの商品の購入資金名目で、指定口座にお金を振り込むよう求められ、男性はそれに応じ、5月27日から6月7日にかけて8回にわたり振り込み、あわせて約217万円をだまし取られました。

警察は、SNS型ロマンス詐欺とみて捜査を進めていて、SNSで知り合った面識のない人からの結婚話や投資話を安易に信用しないよう呼びかけています。

一方、60代の女性は、「保険料の払い戻しがある」との話を信じ込み、逆に約200万を振り込んでだまし取られた事が分かりました。

詐欺の被害にあったのは、出雲市の60代の女性で、7月17日に出雲市役所職員を名乗る男からの電話を受け、「保険料の払い戻しをATMで手続きができます」との話を信じ込み、自身が普段利用している金融機関のATMで、電話の指示に従って操作。

その結果、2回にわたる振り込みであわせて約199万円をだまし取られました。

警察は、ATMの操作では保険料や医療費等の還付金は受け取ることができないとし、「払い戻し金」があるという電話があればまず詐欺を疑い、家族や警察に相談するよう呼びかけています。