個人ローンの信用情報4403件を登録漏れ 顧客の完済更新など4年間、769人が新規ローン組めなかった可能性 鹿児島銀行

AI要約

鹿児島銀行が個人向けローンに関する個人信用情報の不備を発表。影響を受けた可能性のある顧客数は769人。

不備の原因はデータ送信時のミスで、期間は2020年4月から2024年5月。顧客からの問い合わせで発覚し、対応は今年5月まで。

同行は登録方法の見直しや業務管理の強化を進め、対象者には個別に連絡を行う。

個人ローンの信用情報4403件を登録漏れ 顧客の完済更新など4年間、769人が新規ローン組めなかった可能性 鹿児島銀行

 鹿児島銀行(鹿児島市)は23日、個人向けローン4403件分の借入金額や残高、返済状況といった個人信用情報が登録・更新されていなかったと発表した。新たにローンが組めないなどの影響を受けた可能性がある顧客は769人に上るという。

 同行によると、データ送信時の不備が原因で、期間は2020年4月から24年5月。9割以上が23年3月契約の新規登録と完済の更新だった。24年2月に客から問い合わせがあり発覚。全ての借り入れ情報を精査し、今年5月までには登録と更新を終えたという。

 登録先は個人信用情報を管理し、加盟金融機関へ提供する日本信用情報機構(東京)。加盟社が照会し融資審査業務などに利用している。

 同行は「登録方法の見直しをはじめ、業務管理や検証態勢の強化に役職員一同全力で取り組む」としている。対象者には郵便などで個別に連絡をする。