北上の大学構想に賛意 日高見の国自立圏3首長【岩手】

AI要約

奥州、北上、金ケ崎、西和賀の4市町で構成する「日高見の国定住自立圏」首長会議が北上市役所で開催された。

北上市が大学設置構想を説明し、工学系の1学部1学科編成の市立大学を設置する計画で、他市町の首長も賛意を示した。

大学設置により若年層の地元定着が促進され、人材不足の解消や地元企業との協力体制が強化される見通し。

 奥州、北上、金ケ崎、西和賀の4市町で構成する「日高見の国定住自立圏」首長会議は22日、北上市役所で開かれた。北上市から大学設置構想の検討状況の説明があり、各首長はいずれも賛意を示した。

 4市町の首長、担当部課長らが出席。北上市が大学設置に向けた検討状況について「工学系の1学部1学科編成で、入学者数80~120人の市立大学を市街地に設置。若年層の流出抑制に有効で、企業とインターンシップなどで協力体制を築ければ、学生が地元を知る機会が増え人材不足を解決できる」と説明した。