かなりイケてる! VWのEV「ID.シリーズ」に新モデル登場 新たなサブブランドで登場した新型「ID.ユニックス」は中国専用クーペSUV
フォルクスワーゲンが2024年に中国市場向けの新しいサブブランドからクーペSUVの電気自動車「ID. UNYX」を発表。
新しいサブブランド「ID. UNYX」は若い中国の顧客をターゲットに展開し、さらに4台の新型モデルを3年以内に発表予定。
新型ID. UNYXはプログレッシブなデザインで、210kWの電気モーターを搭載し、最大621kmの走行可能。
フォルクスワーゲン(VW)は2024年7月17日、中国市場向けの新しいサブブランドからクーペSUVの電気自動車「ID. UNYX(ユニックス)」を発表しました。
VWは、中国の若い顧客をターゲットとした新しいサブブランド「ID. UNYX(ユニックス)」を展開します。
その第一弾として、クーペSUVの電気自動車「ID. ユニックス」が発表されました。サブブランドと同じ車名を採用しています。
このクルマは、中国市場専用車として開発されました。VWでは、今後3年以内に「ID. ユニックス」ブランドから、さらに4台のニューモデルを発表する予定です。これには、SUVやサルーンも含まれます。
さらに2030年までには、合計34車種のID. ユニックス車を導入する予定です。中国市場で最も成功した国際ブランドであるVWの地位を強化する、中国市場におけるVWのマスタープランの中心的な要素となります。
これには、「ID.」のサブネームが付く電気自動車の新型が16車種、ICE(内燃エンジン)を搭載したフォルクスワーゲン車の新型が12車種、そしてプラグインハイブリッドを備えた新型車が6車種の、計34車種となる予定です。
話をクルマのID.ユニックスに戻しましょう。デザインは、かなりプログレッシブ(進歩的)です。
フロントのVWバッジや車名ロゴはゴールドで輝いています。これは中国VWの高品質/信頼性/安全性の証です。
ボディ前端の水平LEDストリップやボンネットのパワードーム、LEDマトリックス ヘッドランプなども特徴的です。
サイドビューでは、後方に向かって上昇して鋭くカットされたラインが目をひきます。スポーティなクーペスタイルのリアエンドは、3D構造のテールランプやフロント同様の水平ストリップが引き締めています。
パワートレーンは、標準モデルでは210kW(286ps)を発生する電気モーターで後輪を駆動します。バッテリーの容量は77kWhです。
CLTC(中国の燃費・排ガスの試験サイクル)標準で、最大621kmの走行が可能です。
また、前後に2基のモーターを搭載し、250kW(340ps)の出力を発生する4WDバージョンも設定されます。
HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)にはインタラクティブなAIベースの3Dアバターが含まれており、クルマのHMIと同期できます。アバターの声は、人間の声に基づいて設定できます。
新型ID. ユニックスは、中国東部の合肥にあるVWの新しい開発センターで誕生しました。この場所は、中国市場向けの最新世代スマート電気自動車の開発に専念しています。
VWは、中国の20都市に40の「ID. ユニックス」ディーラーを展開する予定です。そこでは、バーチャルリアリティや拡張現実などの最新技術を使って、車両の体験ができるようになります。