第3子誕生で職員に100万円、第4子は200万円を支給 徳島県小松島市の社会福祉法人が子育て支援金制度開始=12時公開

AI要約

小松島市小松島町の特別養護老人ホーム・千歳苑など13施設を運営する社会福祉法人愛心会が、第3子以降の職員に子育て支援金を支給する制度を導入した。

支給額は100万円から200万円で、性別に関係なく対象となる。桝田理事長の報酬から資金を捻出し、3千万円までの支給を予定している。

第3子を出産した看護師に100万円の支給が行われ、少子化対策を目指す愛心会は他の団体や企業にも同様の取り組みを広げることを期待している。

第3子誕生で職員に100万円、第4子は200万円を支給 徳島県小松島市の社会福祉法人が子育て支援金制度開始=12時公開

 小松島市小松島町の特別養護老人ホーム・千歳苑など県内3市と千葉市で13施設を運営する社会福祉法人愛心会(本部・小松島市)は本年度から、第3子以降が誕生した職員に対して100万円以上の子育て支援金を贈る制度を始めた。

 職員の性別は問わず、第3子に100万円、第4子は200万円を支給する。同法人にはこれまで出産祝い金の制度などはなかったが、職員や家族が安心して子育てできる環境を整えて少子化対策に貢献するため新たに立ち上げた。

 原資は桝田勝仁愛心会理事長(72)の報酬の一部。現時点では支給総額を約3千万円までと定め、上限に達した後は改めて検討するとしている。

 6月4日に、第3子を5月に出産した県内の特別養護老人ホームの看護師白田由佳さん(36)に100万円が手渡された。桝田理事長は「少子化が進む中、経済的な支援で子育てしやすい環境をつくりたい。他の法人や企業でも同様の取り組みが広がればうれしい」と話した。