EVシフト(自動車の電動化) 約半数が「予測より遅く進む」と回答 岐阜県内の自動車関連部品メーカーに調査

AI要約

自動車の電動化(EV化)が予測より遅れていることが明らかになった。

EVシフトの進度予測に半数以上の事業者が遅れを予測し、需要の鈍化が要因とされている。

調査から、EV化による影響への危機感が高まっており、その対策が必要とされている。

EVシフト(自動車の電動化) 約半数が「予測より遅く進む」と回答 岐阜県内の自動車関連部品メーカーに調査

  自動車の電動化いわゆる「EV化」について、県内の自動車関連部品メーカーの約半数が「予測より遅れてEVシフトが進む」との見解を示していることが分かりました。

  これは、県中小企業団体中央会が2022年から実施する県内の事業者を対象にしたEV化に関するアンケート調査の結果、分かったものです。回答したのは111の事業者です。

  この調査の中で、EVシフトの進度予測について「予測より遅く進む」と答えた事業者は全体の56%で、昨年度に比べ25ポイント上昇しました。

  中央会ではこの上昇についてEV需要の鈍化傾向が背景にあるとみています。

  また、EV化が進むことによる影響については、42%の事業者が「危機感がある」と回答していて、鋳造加工や切削加工の事業者を中心に強い危機感があり、調査を始めた2022年から変わらず 高い水準で推移しているということです。

  中央会では、事業者の課題に個別に支援していくとともにセミナーなどを通して情報発信していくとしています。