トランプ氏、受諾演説で「米国復権と紛争終結」誓う

AI要約

トランプ前大統領は共和党大会で、世界各地での紛争と危機的状況について言及し、バイデン政権を批判。自らが再選すれば問題を解決できると主張。

国際社会における米国の威信を取り戻すと約束し、米国のリーダーシップを回復させる意向を表明。

トランプ前大統領は国際情勢の危機に警告し、バイデン政権が作り出した国際危機を終結させる決意を示した。

トランプ氏、受諾演説で「米国復権と紛争終結」誓う

【AFP=時事】米共和党の大統領候補に指名されたドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領は18日、共和党大会での受諾演説で、世界各地で紛争が激化する危機的状況について、その責任は自らの後任だったジョー・バイデン(Joe Biden)大統領にあると批判しつつ、自らが再選すればそれらを終結させると強調した。また国際社会における米国の威信を取り戻すと約束した。

 トランプ氏は自らが勝利すれば、「われわれのリーダーシップの下で、米国は再び尊敬されるようになるだろう。どんな国も、どんな敵も、わが国の力を疑わず、国境は完全に安全が確保される」と述べた。

 また国際情勢について「世界はかつて経験したことのないような危機に直面している。欧州、中東で戦争が激化し、台湾、韓国、フィリピン、そしてアジア全域に紛争の恐怖が漂っている」と警告。

「私はロシアとウクライナの恐ろしい戦争を含め、現(バイデン)政権がつくり出した国際危機を一つ残らず終わらせる。そういう未来を実現するためには、まずは失敗した、無能でさえあるリーダーシップからわが国を救い出さなければならない」と続けた。

 トランプ氏はまた、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)朝鮮労働党総書記についても触れ、「私は彼と仲が良いし、彼も私が戻ることを望んでいる。言ってみれば、私がいなくて寂しいだろう」と語った。トランプ氏は在任中に、金氏と史上初の米朝首脳談を実現させている。【翻訳編集】 AFPBB News