上半期の東京23区のマンション価格 2年連続で1億円超え
東京23区の新築マンションの平均価格が2年連続で1億円を超えましたが、首都圏全体では3年ぶりに下落が見られます。
東京23区では土地の価格高騰と円安が建設コストへの影響を与えており、価格の上昇要因となっています。
6月には東京23区の新築マンションの平均価格が前年比51.6%上昇し、首都圏全体も4カ月ぶりに価格上昇が見られました。
今年上半期の東京23区の新築マンションの平均価格が、2年連続で1億円を超えました。
不動産経済研究所によりますと、ことし上半期の東京23区の新築マンションの平均価格は1億855万円で前年同期比で16.3%下落となりましたが、2年連続での1億円超えとなりました。
また、神奈川県や埼玉県、千葉県も含む首都圏の平均価格は7677万円で、3年ぶりの下落となっています。
一方、6月の東京23区の新築マンションの平均価格は、前年同月比で51.6%上昇し、1億1679万円でした。1億を超えるのは2カ月連続です。
また、首都圏の平均価格は、25.2%上昇し、8199万円でした。首都圏の平均価格は4カ月ぶりの上昇となります。
不動産経済研究所は、23区では土地の価格が高騰していることに加え、円安により資材費や住宅設備費などの建設コストが上がっていることなどが大きく影響していると分析しています。