19歳のコツメカワウソ「ミモ」天国へ 人間なら100歳以上 アロハガーデンたてやま

AI要約

館山市の観光施設「アロハガーデンたてやま」で飼育されていた雌のコツメカワウソ「ミモ」が死亡。国内最高齢の19歳だった。

ミモは自力で歩けなくなり、飼育員と仲間のコツメカワウソに見守られながら死亡。人懐こい性格で展示場に懐いていた。

コツメカワウソは小型の種類で、平均寿命は15歳前後。ミモは100歳以上に相当する年齢でこの施設で生まれた。

19歳のコツメカワウソ「ミモ」天国へ 人間なら100歳以上 アロハガーデンたてやま

 館山市の観光施設「アロハガーデンたてやま」は、雌のコツメカワウソ「ミモ」(19歳)が死んだと発表した。年齢が公開されている飼育下のコツメカワウソとしては国内最高齢だったとみられる。

 同施設によると、ミモは5日夕に食欲が低下し、6日夕には自力で歩けなくなった。7日午前7時半、獣舎内の寝室で、飼育員と雄のコツメカワウソ「いっちょ」に見守られながら、眠るように死んだ。

 ミモは2005年4月11日に同施設で生まれた。人懐こい性格だったといい、飼育員の香取隼人さんは「死ぬ直前までご飯もよく食べてくれた。飼育員にもよく懐き、展示場に行くと後を追っかけてくるような子だった」と振り返った。

 コツメカワウソはカワウソの仲間の中で最も小型の種類で、東南アジアの河川などに生息。国内のさまざまな動物園や水族館で飼育されている。同施設によると平均寿命は15歳前後で、ミモは人間に例えると100歳以上に相当するという。

 同施設では、献花台を施設内の「フラテラス」に設置。郵送による献花も受け付けている。