5人から始まった「女子野球部」が挑む『全国制覇』 創部メンバーで「甲子園」へ! 弘前学院聖愛・女子野球部創部3年目 全国でも笑顔で!
青森県内初の高校女子野球部、弘前学院聖愛ナインが2022年創部から2年で全国高校女子選手権に出場。21人の仲間と共に夢の舞台に挑む。
1期生たちが手探りで始めた野球部は、現在は全国大会での活躍を目指し「聖愛らしさ」を貫こうとしている。
甲子園を目指し、精一杯の試合をしたいという弘前学院聖愛ナインの意気込みが伝わってくる。
甲子園を目指すのは男子だけではありません。青森県内初の高校女子野球部として、2022年に創部した弘前学院聖愛ナインは7月20日に開幕する全国高校女子選手権に出場します。
5人でスタートした野球部が「全国制覇」に挑みます。
■5人から始まった女子野球部 今では21人に
大会を間近に控えた15日、聖愛女子ナインはいつもと変わらぬ柔らかな表情で白球を追っていました。
5人で始まった県内初の高校女子野球部は創部から2年、仲間は21人となって夢の舞台に挑みます。
弘前学院聖愛・女子野球部 山内美那海主将
「1期生で入ってきて、最後の夏のところまで来ちゃった。夏の大会のテーマは『聖愛旋風』っていうふうに掲げたので、自分たちのやってきたことをしっかり出して聖愛らしさで勝っていく」
1年目の2022年は全てが手探り状態。練習だけではなく、部員集めにも奔走しました―。
■「甲子園に出て日本一になって…」
1期生たちにとっては1日1日が歴史を築いていく日々でした。
弘前学院聖愛・女子野球部 原田愛望選手(当時1年)
「甲子園に出て日本一になって、女子野球の良さを世界に広げていければ…」
学年が上がるにつれ、志を同じくする仲間が増えていき、初めて出場した2023年夏の全国大会では「全国初勝利」を経験してから一気にベスト16にまで駆け上がりました。
野球ができる喜びから、勝つことへの喜びに変わっていきました。
■聖地「甲子園」を目指す 聖愛ナインの挑戦が始まる…!
弘前学院聖愛・女子野球部 山内美那海主将
「何もないところからのスタートなので、1から2に進むのは多分簡単なんですけど、0から1っていうのがすごく大きな階段」
弘前学院聖愛・女子野球部 原田愛望選手
「最初は試合もできなくて、練習も実戦的なことが人数が足りないのでできなくてという中で、試合ができるっていうのが一番うれしいなって感じた」
2年前に描いた夢は今も変わりません。
決勝戦の舞台は、聖地=甲子園。3学年揃った聖愛ナインの挑戦が始まります。
弘前学院聖愛・女子野球部 原田愛望選手
「自分たちの最後の大会なので、1期生でたくさんの人に支えてもらった。支えて良かったと思えるような試合にして、笑顔で弘前に帰ってこれれば」
弘前学院聖愛・女子野球部 山内美那海主将
「自分たちの背中で何かを感じ取ってほしいなと思うので、3年生が一番やってきたことを出せるようにしていきたい」
県内の女子高校野球の歴史を刻んできた“聖愛ナイン”が、全国でも笑顔で旋風を巻き起こします。