救急出動の場所を間違え到着2分遅れる 90代女性が意識不明の重体 似た名前の施設に… 北海道北広島市

AI要約

北広島市消防本部が救急隊を誤った場所に出動させ、到着が遅れたことにより、90代の女性が重体となっている事案が発生しました。

消防指令室の職員が施設を間違えて出動指令を出すミスがあり、救急隊の到着が遅れました。

女性は心肺停止の状態となり、病院に搬送されたものの、現在も意識不明の重体です。

北広島市消防本部は15日、救急隊を誤った場所に出動させ、到着が2分遅れる事案があったと発表しました。救急搬送された90代の女性は、意識不明の重体となっています。

北広島市消防本部によりますと、15日午前7時44分「90代の女性が食事中に喉を詰まらせたようだ」と通報がありました。この時、消防指令室の職員が、救急要請があった施設と名前が似ている全く別の施設に、誤って出動指令を出してしまいました。通報した人が住所を答えられず、消防職員が施設名から住所を調べたということです。救急隊が誤った施設に到着して、初めて間違いに気付きました。

結局、救急隊が90代の女性に接触できたのは、通報から16分後、出動から12分後の午前8時でした。この時すでに90代の女性は心肺停止の状態でした。女性は病院に運ばれ、心肺は再開しましたが今も意識不明のままです。

消防によりますと、出動指令の間違いで救急隊の到着がおよそ2分遅れました。この遅れが女性の容体に影響を与えたかどうかは、まだ分かっていません。消防は今後、搬送先の病院への聞き取り調査を行うとともに、再発防止のために対策を話し合うとしています。