【台風情報】台風9号・21日に熱帯低気圧に変わるも「北日本」に影響及ぼす可能性も… 22日以降に雨の降り方が強まる恐れ 週後半の雨の降り方には十分注意を【最新進路予想・雨のシミュレーション】

AI要約

気象庁によると、台風9号(ジョンダリ)は東シナ海を北上し、朝鮮半島を通って日本海に進む見込み。雨の影響に備える必要がある。

気象予報士によると、台風9号が北日本に影響を及ぼし、22日以降は雨の降り方が強まり、大雨となる恐れがある。

気象庁の予報によると、台風9号は北上を続け、21日には日本海で熱帯低気圧に変わる見込み。

【台風情報】台風9号・21日に熱帯低気圧に変わるも「北日本」に影響及ぼす可能性も… 22日以降に雨の降り方が強まる恐れ 週後半の雨の降り方には十分注意を【最新進路予想・雨のシミュレーション】

気象庁の発表する最新の実況によりますと、「台風9号(ジョンダリ)」は20日午後3時現在、「東シナ海」を北方向に時速30キロの速さで北上している。このまま「台風9号」は勢力を変えずに、今後もそのまま北上を続ける見込みで、21日には朝鮮半島を通って日本海で「熱帯低気圧」に変わるとみられています。

しかし、北日本の週間天気を見てみると、22日以降は雲や傘マークが多くみられ、天気が崩れていっているのが分かります。これは、台風9号から変わった「熱帯低気圧」による影響であると考えられ、雨の降り方が強まる恐れもあるため注意が必要です。

以下、気象予報士による「台風9号」の今後の天気への影響と、気象庁が発表する「台風9号(ジョンダリ)」の実況と最新進路予報になります。

■「台風9号」の今後の天気への影響

(気象予報士・吉田篤さんの解説)

金曜日以降、(青森県内の天気では)傘マークがついてるんですが、回り回って台風(9号)の影響を受ける可能性が出てきています。

台風9号は、青森から遠く離れて沖縄の「東シナ海」を北へ進んでいます。その後、朝鮮半島を回って「熱帯低気圧」に変わり、その後、日本海経由で北日本に近づく可能性があります。

台風としてしての形はなくなり「熱帯低気圧」に変わるんですが、それを含む気圧の谷、湿った空気が近づいてきますので、北日本では22日・木曜日以降は雨の降り方が強まって大雨となる恐れも出てきています。週後半の雨の降り方には、十分注意が必要です。

■「台風9号(ジョンダリ)」の実況と予報

(気象庁・20日午後3時45分発表)

・20日午後3時の実況によりますと…

「台風9号(ジョンダリ)」は、北緯32度30分、東経125度20分を中心に『東シナ海』で北方向に時速30キロの速さで進んでいるとみられています。中心の気圧は1000ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっています。台風の東側280kmと西側165kmが秒速15m以上の強風域となっています。

・21日午前0時の予報によりますと…

「台風9号(ジョンダリ)」は、北緯36度05分、東経125度30分を中心に『黄海』で北方向に時速35キロの速さで進むとみられています。中心の気圧は1000ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっています。予報円の半径は65kmとなっています。

・21日午後3時の予報によりますと…

「台風9号(ジョンダリ)」は、北緯39度00分、東経128度20分を中心に『日本海』で北東方向に時速35キロの速さで進むとみられています。中心の気圧は1004ヘクトパスカルで、予報円の半径は105kmとなっています。