子ども食堂にケンタッキー、社協通し提供へ 衛生管理やアレンジ学ぶ 与那原・沖縄

AI要約

日本ケンタッキー・フライド・チキンは、フランチャイズ加盟店と提携し、調理済みチキンを子ども食堂などに提供する支援活動を開始。

全国展開する外食チェーンで初めて安全を担保した調理済み商品を提供する仕組みを構築し、社会貢献に取り組む。

与那原町でデモンストレーションを行い、チキンを提供するKFC一日橋店は地域社会に貢献したいと話す。

子ども食堂にケンタッキー、社協通し提供へ 衛生管理やアレンジ学ぶ 与那原・沖縄

 【与那原】ケンタッキーフライドチキン(KFC)を運営する日本ケンタッキー・フライド・チキンは、県内でKFC店舗を運営するフランチャイズ加盟店のリウエン商事とともに調理済み「オリジナル-チキン」と「骨なしケンタッキー」を食材として子ども食堂などに提供する支援活動を開始する。

 閉店時に残ってしまう、まだおいしく食べられるチキンを食のニーズがある子ども食堂などへ届けるため、同社は安全を担保した上で調理済み商品を提供する仕組みを、2019年に全国展開する外食チェーンで初めて構築したという。「この仕組みが他企業や自治体にも広く認知され、地域社会の貢献につながればと思っている」とする。

 5月29日、与那原町コミュニティーセンター調理室で子どもの居場所11団体が参加し、チキンを食材として使用するデモンストレーションを受講した。受講者は衛生管理や安全担保の説明・指導を受け、アレンジ料理などに挑戦した。

 チキンを提供するKFC一日橋店は今年で45年を迎える。同店は「これからも皆さんに感謝し、社会貢献に取り組んで地域により一層愛される店舗を目指していく」と話した。

 今後は与那原町社協を通し、デモンストレーションを受けた子ども食堂へチキンが提供される。

 (知花幸栄通信員)