手仕事の美宿る150点 県美術館で「民藝」展、13日から一般公開

AI要約

企画展「民藝 MINGEI 美は暮らしのなかにある」の開会式が富山県美術館で行われ、国内外で丁寧に作られた民芸品が約150点展示された。一般公開は9月23日まで。

「民芸」は手仕事によって生み出された日用品に美を見いだす概念であり、会場では柳宗悦が提唱した「生活展」を再現した展示が行われた。

展示には民芸品の個性豊かな作品や東京・高円寺の店で扱われている民芸品などが紹介され、企画展は同館と北日本新聞社などが主催している。

手仕事の美宿る150点 県美術館で「民藝」展、13日から一般公開

 企画展「民藝 MINGEI 美は暮らしのなかにある」の開会式と内覧会が12日、富山県美術館で開かれた。出席者は、国内外で丁寧に作られた着物や焼き物、家具など約150点にじっくりと見入った。一般公開は13日から9月23日まで。

 手仕事によって生み出された日用品に美を見いだす「民芸」は、思想家の柳宗悦(むねよし)(1889~1961年)が提唱。会場では柳が東京・目黒の日本民藝館で41年に開いた「生活展」を再現し、家具や食器をモデルルームのように並べた。個性豊かな民芸品を衣食住の分野ごとに紹介する展示や、富山の八尾和紙など国内5カ所の産地にスポットを当てたコーナーもある。

 東京・高円寺で民芸品を扱う店「MOGI Folk Art」のディレクター、テリー・エリスさんと北村恵子さんの愛用品を飾ったインスタレーションもあり、2人が解説した。

 企画展は同館と北日本新聞社など主催。