岡山・高梁で野生イノシシが豚熱感染 県内7例目、民家の庭先で死亡の1頭

AI要約

岡山県内で野生のイノシシが家畜伝染病「豚熱」に感染したことが確認され、県内での感染確認は7例目となった。

野生イノシシの感染が確認された場所付近を感染確認区域に指定し、捕獲したイノシシの流通自粛を求めている。

豚熱は豚やイノシシに感染するが、人には感染しないため、食肉にも影響はない。県内の養豚場では長らく確認されていなかった伝染病である。

岡山・高梁で野生イノシシが豚熱感染 県内7例目、民家の庭先で死亡の1頭

 岡山県は12日、高梁市内で発見された野生のイノシシ1頭が家畜伝染病「豚熱(CSF)」に感染していたと発表した。県内での感染確認は7例目。

 県によると8日、民家の庭先で死んでいた個体を住民が発見し、県の遺伝子検査で11日に陽性が確定した。県は発見場所から10キロ圏内を感染確認区域に指定し、狩猟者に対して捕獲した野生イノシシの流通自粛を求めている。

 豚熱は豚やイノシシへの感染力、致死力が極めて高い一方、人には感染せず、感染した肉を食べても健康に影響はない。県内の養豚場では1968年以来確認されていない。