7施設を暑熱避難施設に 熱中症特別警戒情報で開放へ 南房総(千葉県)

AI要約

南房総市は、熱中症対策として7つの公共施設を指定暑熱避難施設に指定し、クーリングシェルターとして利用を呼び掛けている。

法改正により、熱中症特別警戒情報が新たに設けられ、危険な暑さが発生した際に施行されることになっている。

指定された施設では、熱中症特別警戒情報が発令された場合、冷房が利用できるほか、午前9時から午後5時まで開放される。

南房総市は、市内7つの公共施設を指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)に指定した。熱中症特別警戒情報(熱中症特別警戒アラート)が発表された際に開放し、冷房の効いた施設で暑さをしのいでもらおうという。利用を呼び掛けている。

年々気温が上昇傾向にあり、熱中症のリスクが高まっている中、国は熱中症対策を強化するため、4月から改正気候変動適応法を施行した。

法改正によって、過去に例のない危険な暑さとなり、熱中症の救急搬送者が大量に発生し、医療提供に支障が出るような、人の健康に重大な被害が生じるおそれがある場合に、熱中症特別警戒情報が発表されることになっている。

これを受けて同市では、冷房設備があり、一定の空間を確保できる施設をクーリングシェルターに指定、開放することになった。

開放されるのは▽とみうら元気倶楽部(受け入れ可能人数20人)▽富山岩井コミュニティセンター(同25人)▽三芳農村環境改善センター(同10人)▽白浜コミュニティセンター(同20人)▽千倉保健センター(同7人)▽丸山公民館(同7人)▽和田コミュニティセンター(同12人)――の7カ所。

熱中症特別警戒情報が発令された場合、午前9時から午後5時まで開放する。各施設では冷房がかけられている他、いすやソファなどが用意されているという。

運用期間は10月23日まで。

なお、熱中症特別警戒情報が発表された場合は、市の防災行政無線や安心安全メール、公式LINEなどで知らせるという。

詳しい問い合わせは、南房総市環境保全課(0470―33―1053)へ。