泉氏、無投票で初当選 和歌山県北山村長選

AI要約

和歌山県北山村長選挙が告示され、泉清久氏が無投票で初当選した。

山口村長が不出馬を表明し、泉氏が名乗りを挙げた経緯。

泉氏が当選を喜び、村の存続を目指す意気込みを語った。

泉氏、無投票で初当選 和歌山県北山村長選

 任期満了に伴う和歌山県北山村長選挙が9日に告示され、前村教育長の泉清久氏(62)=無所属=が無投票で初当選した。

 村長選には現在2期目の山口賢二村長(74)が5月、体力的な理由から不出馬を表明。その後、田辺市本宮町出身の元県職員で、2022年7月から今年5月末まで教育長を務めた泉氏が名乗り上げていた。

 同村大沼にある泉氏の事務所では9日午後5時ごろ、支持者や近隣自治体の首長ら約50人が集まり、万歳をして当選を喜んだ。

 泉氏は「私は常々、小さな村でのガチンコの選挙は避けるべきじゃないかと思っていた。そんな中で皆さま方からの推薦や出馬要請を頂いて無投票で当選させていただき、責任の重さを感じている。全国唯一の飛び地の村を、後世に長く存続させるため頑張っていきたい」と意気込んだ。

 駆け付けた山口村長も「新村長とは県職員時代から長い付き合いで、この2年間は教育長として私の相談相手となり、村のことは熟知していると思う。私の跡を継いで村を守ってほしい」などとエールを送り、がっちりと握手を交わした。

 同村の選挙人名簿登録者数は8日現在345(男166、女179)人。新村長の任期は26日から4年間。