障害者扶養共済の申請を3カ月以上処理せずに放置 加入も遅れる 笠岡市

AI要約

笠岡市が障害者扶養共済制度の申請1件の処理を怠り、加入遅れを発表。

申請者に謝罪し、手続きを7月に行ったものの、本来なら5月の加入が8月にずれ込んだ。

再発防止のため、事務処理マニュアルの明確化や複数担当体制の整備を行う予定。

障害者扶養共済の申請を3カ月以上処理せずに放置 加入も遅れる 笠岡市

 笠岡市は10日、2024年3月上旬に受け付けた障害者扶養共済制度の申請1件の処理を3か月以上していなかったと発表しました。6月に申請者が岡山県に問い合わせたところ、加入手続きができていないことが分かりました。市によりますと、担当者が不慣れと業務多忙により処理を怠っていたということで、市は申請者に謝罪し、7月5日に手続きを行いました。

 障害者扶養共済制度は障害のある子どもなどを育てている保護者が掛金を納めると、保護者が亡くなったときなどに終身年金が支給される制度です。

 本来であれば5月に加入できるところを、処理の遅れによって8月からの加入になったということです。笠岡市地域福祉課では、加入遅れによって申請者に不利益が生じた場合は、責任を持って対応するとしています。

 今後は事務処理マニュアルを明確にし、複数で担当する体制を整えて作業の状況を把握するなど、再発防止に努めるとしています。