全国で危険な暑さ…夜も気温下がらず 「寝るときは長袖か七分袖」「枕カバーは毎日洗濯」プロに聞く夏の快眠法4つのポイント

AI要約

暑さによる快眠のヒントを専門家から紹介。

眠るときの適切な服装や敷き布団の選び方。

顔や首の周りの涼しさも重要。

全国で危険な暑さ…夜も気温下がらず 「寝るときは長袖か七分袖」「枕カバーは毎日洗濯」プロに聞く夏の快眠法4つのポイント

気温が体温を超えるなど、全国で危険な暑さが続いています。夜も気温が下がらず、寝苦しい熱帯夜が多くなります。

暑さに体力も消耗気味。しっかり眠って回復を図りたいところですが夜も暑い、ということで寝苦しさも感じるこの季節。快眠のヒントを専門家に聞いてきました

教えてくれたのは山口県庁すぐ近く、山口県山口市の寝具店、中央寝装の山口すみれ社長。

夏の快眠の鍵は「温度と湿度」と断言します。

(1)眠るときになにを着るか

暑いからと肌を露出しすぎるのはかえって逆効果だそうです。

文字どおり眠りに入る「入眠」には、体の奥深く、つまり、内臓の温度が下がることが重要です。

手足を冷やしすぎてしまうとかえって体が体温を維持しようとして内臓の温度が下がらなくなるといいます。

夜も暑い日には寝る間もエアコンを使うことが多くなりました。

暑くもなく寒くもない環境をつくるため、生地は薄手で、袖の長さは手首まである長袖かひじの下ほどの「7分袖」くらいが望ましいといいます。

素材は綿などの天然素材。汗などの湿気を吸い込んで吐き出す特性にすぐれているというのが理由です。

この場合は肌着もなくていいそうです。

(2)敷き布団

マットレスなどそれぞれ気に入ったものや高価なものもあるため直ちに買い換えるのは現実的ではありません。

そこで、体に一番近いところに敷く「敷きパッド」の使用が効果的です。

これも吸湿性にすぐれた綿の素材が適しているということですが、選び方のポイントは生地の表面です。

表面が平面的だと汗をかくと肌に張り付いて不快感を感じるもとになるのでキルティング加工など凹凸のあるもののほうがよいということです。

(3)顔や首の周り

顔や首の周りも涼しく快適に眠る環境づくりには重要。枕カバーを替えるのが効果的です。

夏に最も適している素材は麻。

吸湿性に富んでいて肌触りもよく、しかも丈夫です。

一方、冷感素材のものも商品によって性能には差があるため朝まで快適に眠るためには冷感がどのくらい持続するかで選ぶのがよいとしています。

このほか、シルク素材は高価ではあるものの吸湿性のほか、なめらかな肌触りで心地よく眠れるのではとしています。