銅器の風鈴願い込め 新高岡駅に45個

AI要約

北陸新幹線新高岡駅の南北通路に高岡銅器の風鈴45個が飾られ、学生が書いた短冊も取り付けられた。

風鈴は高岡銅器協同組合がPR活動として1993年から行っており、今年は能登半島地震の復興を願う思いも込められている。

観光客歓迎や被災者に元気を届けるため、風鈴の設置期間は8月29日までとなっている。

銅器の風鈴願い込め 新高岡駅に45個

 北陸新幹線新高岡駅の南北通路に9日、高岡銅器の風鈴45個が飾られた。高岡第一幼稚園と高岡第一学園幼稚園教諭・保育士養成所の学生が書いた短冊も取り付けられ、駅利用者に涼やかな音色と伝統工芸の魅力を届けた。

 高岡銅器協同組合が「銅器のまち高岡」をPRするため1993年から続けている。今年は元日に発生した能登半島地震からの復興の願いも込めた。短冊には、園児の「ともだちとなかよくしたい」「おいしゃさんになりたい」のほか、学生の「思いやりのある保育者になりたい」などの夢や願いがしたためられた。

 高岡銅器協同組合の宮津健志理事長は「観光客を歓迎し、被災者には『いつもの夏が来た』と思ってもらいたい」と話した。風鈴の設置は8月29日まで。