九州豪雨の犠牲者悼む「花おくり」…熊本県球磨村・神瀬地区、復興への誓いも込めて

AI要約

熊本県球磨村神瀬地区では、九州豪雨の被災者を悼んで、川内川に花を流す「花おくり」が行われた。

特別養護老人ホーム「千寿園」の入所者を含む25人が犠牲となり、地区の絆を取り戻そうとして住民有志が集いを企画。16回目を迎えた行事である。

参加者は菊やカーネーションを川に流し、手を合わせ、地元のグルメや吹奏楽演奏を楽しんだ。復興に向けて地域全体で力を合わせて頑張る決意を述べた。

 九州豪雨で被災した熊本県球磨村の神瀬地区で6日、住民ら約100人が集まり、球磨川の支流・川内川に花を流す「花おくり」で犠牲者を悼んだ。

 球磨村では、豪雨で特別養護老人ホーム「千寿園」の入所者を含む25人が犠牲となった。地区では被災前のつながりを取り戻そうと住民有志が集いを企画しており、今回で16回目となった。

 参加者は菊やカーネーションなどを川に流し、手を合わせた。川のそばでは、そうめんやたこ焼き、かき氷などが振る舞われた。人吉市の吹奏楽団による演奏などもあった。

 実行委員長の仮屋元さん(80)は「集まることで地区の絆が深まり、亡くなられた方も喜んでくれると思う。これからも復興に向け、みんなと一緒になって頑張っていきたい」と話した。