「気を付けて帰ってね」ランニングや散歩しながら、学生が子どもを守る「推進隊」立ち上げ

AI要約

京都府内の学生による防犯ボランティア「ロックモンキーズ」が「ながら見守り推進隊」を発足させ、子どもの安全を守る活動を開始した。

京都府警が呼びかける「ながら見守り」に学生たちが協力し、不審者から子どもを守る取り組みがスタートした。

学生たちは活動の中で児童に声をかけ、月1回のペースで地域を変えながら活動を行う予定だ。

「気を付けて帰ってね」ランニングや散歩しながら、学生が子どもを守る「推進隊」立ち上げ

 京都府内の学生でつくる防犯ボランティア「ロックモンキーズ」が、子どもの安全に目を配る「ながら見守り推進隊」を発足させた。ランニングや散歩をしながら、見知らぬ大人からの声かけ事案など不審者から子どもを守る。

 「ながら見守り」は買い物や通勤など日常生活の中で、できる時に子どもを見守る活動のことで、京都府警が2018年から府民に協力を呼びかけている。その一方、子どもに対する不審な声かけなどの防犯情報は昨年291件あり、前年より39件増えた。こうした状況を受け、学生たちが「自分たちができる活動を」と考えて「ながら見守り推進隊」を発足させることにした。

 学生たちは6月12日、そろいのビブスを着て京都市左京区の川端署であった発足式に臨んだ。同志社大4年の女子学生(21)は「学生の立場でも子どもたちの安全に協力できるので、地域住民にも活動を知ってもらい参加してほしい」と話した。

 この後、ジョギングで街頭に繰り出し、下校中の児童に「気を付けて帰ってね」などと声をかけた。今後、月1回のペースで地域を変えながら「ながら見守り」の活動を行う。