砂利10トンで水遊び場整備 レジャー期前に宮前まち協 三重・松阪の飯高駅裏

AI要約

三重県松阪市飯高町宮前の宮前まちづくり協議会は、夏のレジャーシーズンを前に、子供向けの水遊び場を整備した。

水場は櫛田川の川べりにあり、安全性を向上させるために砂利を敷き詰めた。

地元の協力を得て、整備が行われ、親子での楽しい時間を提供する準備が整った。

砂利10トンで水遊び場整備 レジャー期前に宮前まち協 三重・松阪の飯高駅裏

 三重県松阪市飯高町宮前の宮前まちづくり協議会(田中羚兒会長、約510世帯)は、夏のレジャーシーズンを前に、27日午前9時から、同町宮前の道の駅飯高駅の裏手にある子供向けの水遊び場「いいたかちゃぷちゃぷ水場」を整備した。岩場での転倒を防ぎ、子供たちが安全に遊べるように約10トンの砂利を水底と通路に敷いた。

 この水場は、飯高駅の芝生公園に遊具が設置されたのに併せて、同協議会が2018(平成30)年に整備した。芝生広場近くから坂道を降りた櫛田川の川べりで、かつて洗濯などに使っていた櫛田川に流れ込む「大井戸」と呼ばれる湧き水を生かした。夏には近くのこども園の園児や、多くの親子連れでにぎわう。

 岸や水底の岩で、素足の子供たちが歩き回ってもけがをしないように細かい砂利を敷いていたが、台風や大雨などで次第に流れていき、岩肌が現れていた上、コケなどが生えて滑りやすくなっていたため、本格的な夏を迎える前に整備することにした。

 この日は、地元の㈱尾鍋組(尾鍋哲也代表取締役)のパワーショベルと小型ダンプを使い、ストックしてあった砂利10トンを約10メートル下の水場に運び、地域住民約10人がスコップでならしながら砂利を敷き詰めていった。

 田中会長(86)は「地元の皆さんの協力で整備することができました。ぜひ親子で来てもらい、水場で楽しく遊んでもらえたら」と話している。