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佐世保空襲から79年…犠牲者の追悼式 遺族会は高齢化で3月末に解散 今後の継承は【長崎県】
1945年6月28日の夜遅くから翌29日の未明にかけて、アメリカ軍の爆撃機から大規模な空襲を受け、佐世保市では1200人以上が犠牲となった。
遺族や市民が追悼式に参列し、遺族代表の山口廣光さんは、戦争の愚かさを訴えました。
佐世保空襲犠牲者遺族会は高齢化や会員数の減少のため、2024年に解散することを決定しました。
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1200人以上が犠牲となった佐世保空襲から79年を迎え、長崎県佐世保市で追悼式が行われました。
追悼式は市民文化ホールで行われ、遺族など82人が参列しました。
1945年6月28日の夜遅くから翌29日の未明にかけて、佐世保のまちはアメリカ軍の爆撃機から大規模な空襲を受け、1242人の尊い命が奪われました。
当時6歳だった山口廣光さん(85)は、祖父など親族7人を失いました。
遺族代表 追悼のことば 山口廣光さん(85)
「そこには死体の山々。足元に赤ちゃんの死体が焼け焦げて膨れ上がっています。戦争は愚かなこと。絶対に二度としてはいけない」
空襲から79年が経過し、「佐世保空襲犠牲者遺族会」は高齢化や会員数の減少のため2024年3月末に解散しました。
佐世保空襲犠牲者遺族会で会長を務めた臼井寛さん(90)
「二度とこういう戦争を起こしてはいけないということを永遠につないでいきたいと考えています」
今後は遺品などを展示した資料館や教師などによる「語り継ぐ会」の活動を通して、当時の記憶を次の世代へとつなぎます。