三井不動産、グルメ取り寄せサービス「mitaseru」を強化 30年に事業規模50億円を目指す

AI要約

三井不動産が取り寄せサービス「mitaseru」を本格事業化すると発表。mitaseruは、名店のメニューを専門の料理人が調理し、独自のモデルで運営されている。

事業拡大に伴い、「美味しいの継承プロジェクト」も拡充し、人気店の味を守る取り組みを行っている。製造拠点の新設や他企業とのコラボ商品開発も進められる予定。

三井不動産グループのシナジー効果を生かしながら、2026年までに100店舗の参加、2030年に事業規模50億円を目指す。

三井不動産、グルメ取り寄せサービス「mitaseru」を強化 30年に事業規模50億円を目指す

 三井不動産(東京都中央区)は、取り寄せサービス「mitaseru」を本格的に事業化すると発表した。同サービスの運営を行う企業としてmitaseru JAPANを新たに設立し、2026年に100店舗の参加、2030年に事業規模50億円を目指す。

 mitaseruは2023年4月にローンチしたサービス。名店のメニューをレシピ通りに専門の料理人が調理し、食材の仕入れから商品の製造、販売までを一気通貫で請け負う独自の「飲食店と併走する」モデルが特徴だ。

 本格事業化に伴い、人手不足などで営業縮小・閉店を余儀なくされた名店の味を守る「美味しいの継承プロジェクト」も拡充。同プロジェクトで新たに4店舗の商品発売が決定し、全体のラインアップが34店舗・67商品に拡大する。2026年までに100店舗の参画を目指すという。

 三井不動産グループのシナジーを生かした取り組みも加速させる。2025年秋に物流施設・三井不動産ロジスティクスパーク船橋内で製造拠点を新設するほか、食に関するプラットフォーム「&mog by Mitsui Fudosan」と提携した企業の商品を使ったコラボ商品を開発する予定だ。