有機フッ素化合物「PFAS」 三沢の町内会が「発生源特定」を要請

AI要約

アメリカ軍三沢基地周辺のため池で高濃度のPFASが検出され、周辺町内連合会が市に発生源の特定を要請

国の食品安全委員会がPFASの健康影響評価をまとめ、摂取許容量を20ナノグラムと決定

健康への影響は関連があるが証拠が不十分とされ、継続的な調査や研究が必要とされている

有機フッ素化合物「PFAS」 三沢の町内会が「発生源特定」を要請

アメリカ軍三沢基地に隣接するため池で高濃度のPFASが検出されたことを受け周辺の町内会が市に発生源の特定を要請しました。

一方、国の食品安全委員会は基準値を盛り込んだ健康影響評価を正式に取りまとめました

★三沢基地周辺町内連合会 種市光雄 会長

「五川目堤から14倍以上の高い数値が出されたと まさにあってはならないこと我々の生活の一部に関することなので できるだけ軽減できるよう国の機関に働きかけていただきたい」

三沢基地周辺町内連合会は三沢市と市議会に有機フッ素化合物「PFAS」の発生源の特定などの調査を要請しました。三沢市ではアメリカ軍三沢基地の東西にあるため池で高濃度の「PFAS」が検出されています。小桧山市長は「市としても継続的に水質調査を実施していく」と答えていました。

一方内閣府の食品安全委員会はPFASについて、国として初の評価書を決定しました。評価書ではPFASの代表的な物質「PFOA」と「PFOS」について人が1日に摂取する許容量は体重1キロあたり20ナノグラムとしました。新たな調査や研究の結果が集まれば見直す可能性もあるとしています。出生時の体重低下やワクチン接種後の抗体低下など健康への影響は「関連は否定できない」としたものの、「証拠は限定的」や「証拠は不十分」と評価するにとどめました。