# 健康影響

「5Gの電波ばく露レベルはこれまでの携帯電話と同程度以下」、NICTが世界で初めて測定
2024.07.05

「5Gの電波ばく露レベルはこれまでの携帯電話と同程度以下」、NICTが世界で初めて測定

 情報通信研究機構(NICT)は、商用サービスの携帯電話基地局で、電波の強度を測定し、5G向けで用いられる周波数帯の影響度合いの調査結果を発表した。 調査対象は6GHz帯以下(Sub-6)と28Gz帯(ミリ波)という、日本で5G向けに用いられている周波数帯。生活環境で、電波にさら

日本の水道水は大丈夫?煮沸消毒しても除去されない化学物質「PFAS」が“やっかい”な3つの理由
2024.07.03

日本の水道水は大丈夫?煮沸消毒しても除去されない化学物質「PFAS」が“やっかい”な3つの理由

 有機フッ素化合物の「PFAS(ピーファス)」をめぐり、国は、全国の水道事業者などに水質検査の結果などを9月末までに報告するように要請しました。果たして、日本の水道水は大丈夫なのでしょうか?京都大学・原田浩二准教授への取材などをもとに“PFASとは何か”をまとめました。 まず、P

2024年の住宅トレンドは「断熱」 猛暑だが電気代高騰で注目
2024.06.27

2024年の住宅トレンドは「断熱」 猛暑だが電気代高騰で注目

 リクルートの住まい調査機関「SUUMOリサーチセンター」は27日、2024年のトレンドワードを「断熱新時代」と発表した。猛暑が続くなか、電気料金の高騰も家計を圧迫し、住宅の断熱性能への関心が高まっているという。健康への影響を示す研究成果もあり、同センターは「断熱が新たな広がりを見せている」と

【解説】“有害”PFASに初の評価 水道水は安全か異例の全国調査 岡山・吉備中央町では基準値“28倍”…住民に不安広がる
2024.06.27

【解説】“有害”PFASに初の評価 水道水は安全か異例の全国調査 岡山・吉備中央町では基準値“28倍”…住民に不安広がる

食品安全委員会は24日、有害な有機フッ素化合物「PFAS」について初の評価をまとめ、国にリスク管理を求めた。PFASは河川や水道水で広範に検出され、特に「PFOA」と「PFOS」が毒性が強いという。各地の河川などから検出が相次ぎ、有害性が指摘されている有機フッ素化合

東広島市PFAS問題 専門家が初会合「健康不安の住民へ丁寧に向き合っていく」
2024.06.26

東広島市PFAS問題 専門家が初会合「健康不安の住民へ丁寧に向き合っていく」

東広島市の瀬野川周辺の井戸水から国の暫定指針値を超えるPFAS=有機フッ素化合物が検出された問題を受け、専門家などで構成する委員会が初会合を開き、指針値を超えた周辺住民の健康への影響調査の進め方を議論しました。健康影響評価検討委員会は公衆衛生が専門の広島大学大学院の久保 達彦 教

有機フッ素化合物「PFAS」 三沢の町内会が「発生源特定」を要請
2024.06.26

有機フッ素化合物「PFAS」 三沢の町内会が「発生源特定」を要請

アメリカ軍三沢基地に隣接するため池で高濃度のPFASが検出されたことを受け周辺の町内会が市に発生源の特定を要請しました。一方、国の食品安全委員会は基準値を盛り込んだ健康影響評価を正式に取りまとめました★三沢基地周辺町内連合会 種市光雄 会長「五川目堤か

発がん性指摘のPFAS、水道水は安全か 高濃度の岡山では血液検査、国は全国調査着手
2024.06.26

発がん性指摘のPFAS、水道水は安全か 高濃度の岡山では血液検査、国は全国調査着手

発がん性が指摘される有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」の汚染実態を把握しようと、政府が水道水の全国調査に乗り出した。米国が今年4月、世界的にも厳しい水準の飲み水の濃度基準を設定するなど、各国で対策の強化が進んでいる。国内ではこれまで、水道水や河川などで国の暫定目標値を超える濃度のPFA

PFASの健康影響否定できず 食品委、発がん性「証拠限定的」
2024.06.25

PFASの健康影響否定できず 食品委、発がん性「証拠限定的」

 内閣府の食品安全委員会は25日、発がん性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)の健康影響について、国として初となる評価書を決定した。出生時の体重低下やワクチン接種後の抗体低下との関連は「否定できない」とした。健康影響に関する知見はまだ少なく、発がん性については「証拠は限定的」と評価するにと

食品安全委がPFAS健康影響で初の評価書
2024.06.25

食品安全委がPFAS健康影響で初の評価書

 内閣府の食品安全委員会は25日、発がん性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)について、国として初となる健康影響評価書を決定した。

全国1万2千の水道で国がPFAS実態把握へ 小規模水道も対象
2024.06.24

全国1万2千の水道で国がPFAS実態把握へ 小規模水道も対象

 健康影響が懸念されている有機フッ素化合物(PFAS)について、国が水道水からの検出状況の調査を進めている。環境省と国土交通省が5月末、都道府県や事業者などに対し、9月末までに水道約1万2千カ所の状況を報告するよう求める通知を出した。小規模な水道も含めた調査は初めてになる。 PF

政府、水道水のPFAS全国調査 汚染の実態確認へ
2024.06.22

政府、水道水のPFAS全国調査 汚染の実態確認へ

 発がん性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)が各地の浄水場や河川で検出されている事態を受け、政府が水道水の全国調査に乗り出したことが22日、分かった。汚染の実態把握が急務と判断した。PFASに特化し、小規模事業者にも対象を拡大した大規模調査は初めて。政府関係者が明らかにした。今後進める水

「食べても良い夜食」ってあるの? “健康状態を崩さない夜の食事”を専門家が解説!
2024.06.22

「食べても良い夜食」ってあるの? “健康状態を崩さない夜の食事”を専門家が解説!

「夜食は健康に良くない」とよく言われますが、なぜ良くないのかという理由までは知らない方も多いのではないでしょうか。また、生活リズム上、遅い時間に夕食を食べることになるという人もいると思いますが、体にはどのような影響があるのでしょうか。近年、食事は食べる「タイミング」が重要であるという科学的なデ

人は孤独を感じると「甘いものがやめられない…」?研究結果が示唆【孤独は食欲過多や肥満の原因に】
2024.06.19

人は孤独を感じると「甘いものがやめられない…」?研究結果が示唆【孤独は食欲過多や肥満の原因に】

甘いお菓子がやたらと欲しくなる?それならまずは、友達に電話したり、ボランティアに参加したり、社会とつながってみよう。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)が行った最新研究によると、孤独感を感じる人は甘いものを強く求めることが明らかになった。残念ながら、この現象は男性よりも女性に多く影響を

中学生の肥満増加 コロナ禍、視力にも影響か 20~22年度調査・成育医療研
2024.06.17

中学生の肥満増加 コロナ禍、視力にも影響か 20~22年度調査・成育医療研

 中学生の肥満割合が2020~22年度に上昇していたことが、国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)の調査で17日までに分かった。 裸眼視力の低下傾向もうかがえた。新型コロナウイルス感染拡大による屋外活動の減少や食生活の変化などが影響したとみられるという。調査結果は国際学術誌「

タトゥーは安全か? リンパ腫発症リスクの増大を示唆する研究
2024.06.11

タトゥーは安全か? リンパ腫発症リスクの増大を示唆する研究

タトゥーがリンパ腫の発がんリスクを増大させる可能性があるという研究結果が発表された。健康に対するタトゥーの長期的な影響について、さらなる調査を急ぐ必要があると専門家は指摘する。ピュー・リサーチ・センターの2023年の調査によると、米国人はおよそ3人に1人がタトゥーを入れている。だ

水から有害性指摘PFAS検出 吉備中央町が住民健康影響調査を10月実施へ【岡山】
2024.06.11

水から有害性指摘PFAS検出 吉備中央町が住民健康影響調査を10月実施へ【岡山】

岡山県吉備中央町の浄水場から有害性が指摘されている有機フッ素化合物PFASが検出された問題で、6月10日、町が、自治会長に向けた説明会を開き希望する住民を対象とした健康影響調査を早ければ2024年10月に実施することを明らかにしました。この問題は2023年、吉備中央町の円城浄水場

東広島市の「PFAS検出問題」 アメリカ軍川上弾薬庫の水質調査など国に要望 湯崎知事と高垣市長
2024.06.04

東広島市の「PFAS検出問題」 アメリカ軍川上弾薬庫の水質調査など国に要望 湯崎知事と高垣市長

東広島市を流れる瀬野川周辺系の井戸水などから、国の暫定指針値を超える有機フッ素化合物=PFASが検出されている問題を受け、県と東広島市はアメリカ軍川上弾薬庫の水質調査などを国に要望しました。国の来年度予算編成に向けた県の施策提案に合わせて、湯崎知事と東広島市の高垣市長は防衛省を訪

【速報】京都府南部の水道水から基準超かび臭 毒性なし、府「5、6分煮沸して」
2024.05.30

【速報】京都府南部の水道水から基準超かび臭 毒性なし、府「5、6分煮沸して」

 京都府は30日、府営水道木津浄水場(京都府木津川市鹿背山)の処理水(浄水)から、基準値を上回るかび臭の原因物質が確認されたと発表した。健康への影響はないといい、送水を継続するが、臭いを防ぐための煮沸を呼びかけている。 府営水道事務所によると、22日から原因物質の増加が確認されて

合成ニコチンの健康への影響巡り議論、中毒性がより高い恐れ
2024.05.30

合成ニコチンの健康への影響巡り議論、中毒性がより高い恐れ

Emma Rumney[ロンドン 29日 ロイター] - 米国などの国々で、いわゆる合成ニコチンを配合した電子たばこが登場し、健康への影響に議論が広がっている。米食品医薬品局(FDA)や研究者らによると、現時点では科学的なデータが不完全だとされるものの、天然

「PFAS汚染源はどこ」市民団体が相模原市に情報開示求める
2024.05.29

「PFAS汚染源はどこ」市民団体が相模原市に情報開示求める

国の暫定指針値を超えたPFAS(有機フッ素化合物)汚染地が全国各地で見つかっている。環境省は具体的な除去技術をまとめた指針を夏頃策定するというが、汚染源も対策も知らされない地域の住民の間では不安が広がっている。神奈川県相模原市もその一つで、市民団体は市に情報開示と対応を求めた。(オルタナ編集委