「指名手配解除にお金が必要」 中国大使館名乗る男から電話…８５５万円だまし取られる 札幌市
AI要約
札幌市南区に住む中国籍の２０代男性が特殊詐欺事件で８５５万円をだまし取られたことが発表されました。
男性は中国語で電話を受け、自分の口座が犯罪に利用されたと言われたため、８５５万円を詐欺犯に振り込んでしまいました。
男性が被害を知人に相談したことで事件が発覚し、警察に報告されました。
札幌・南警察署は２０２４年６月１３日、札幌市南区に住む中国籍の２０代男性が、８５５万円をだまし取られる特殊詐欺事件が発生したと発表しました。
この男性は５月４日から６月１０日までの間に、自分の携帯電話に中国語で中国大使館や公安当局の職員を名乗る男から電話を受け、「あなたの口座が犯罪に利用され詐欺の犯罪者として指名手配されている。指名手配解除にはお金が必要。」などと言われ、５月２１日から６月１０日までに男から指定された口座に8回にわたり、現金合計８５５万円を振り込み、だまし取られました。
警察によりますと、男性が中国籍の知人に相談したところ、知人にも同じような電話があり、詐欺ではないかと指摘されたのをうけ、お互いの携帯電話の通話履歴を確認すると、被害を受けた男性と知人にかかってきた電話番号が同じで、その電話番号に電話をかけると、つながらなかったため、警察に通報し、事件が発覚したということです。
警察は疑わしい連絡がきたら「＃９１１０」に電話するよう呼びかけています。
