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”ガントリークレーン”投入で「海上物流の要として発展に寄与」コンテナ貨物輸送量回復の切り札 仙台港
仙台港でコンテナを運ぶための大型のクレーンが設置され10日から供用が始まり、宮城県内最大級のクレーンの設置で輸送量の回復が期待されています。
新しいクレーンは最大で57.8トンのコンテナを持ち上げることができ、仙台港のコンテナ取り扱いの能力が向上しました。
クレーンの設置により20フィートのコンテナの輸送量が増加し、宮城県は海外の輸送船の入港を誘致したいとしています。
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仙台港でコンテナを運ぶための大型のクレーンが設置され10日から供用が始まりました。宮城県内最大級のクレーンの設置で年々減少している輸送量の回復が見込まれています。
10日から供用が始まったコンテナ輸送用のクレーン=「ガントリークレーン」は高さおよそ73メートル幅95.8メートルと宮城県内では最大級で、最大で57.8トンのコンテナを持ち上げることができます。
元々あったクレーンが老朽化したため県が16億4000万円かけて新しいクレーンに交換し今年4月に設置が完了しました。
仙台港は、新型コロナやロシアのウクライナ侵攻の影響を受け去年まで4年連続でコンテナ貨物の輸送量が減少しています。
仙台塩釜港湾事務所 阿部勝則統括技術次長
「コンテナの取り扱いの機能が向上して利活用が図られるということで、海上物流の要として宮城県・東北の経済の発展に寄与すればと思っている」
クレーンの設置により20フィートのコンテナの輸送量が2019年よりも4万個増えると見込まれていて、宮城県は海外の輸送船の入港を積極的に誘致したいと話しています。