『私有地に座り飲食』『ゴミのポイ捨て』『物置の上で花火見物』今年の天神祭も迷惑行為が横行...マナー違反が続出「もう少しなんとかならんのかな」嘆く近隣住民

AI要約

7月25日に行われた天神祭の奉納花火で、多くの人々が魅了される一方、一部の人たちの迷惑行為も目立つ。

花火を楽しみに集まる人々が増え、外国人観光客も姿を見せる。

ゴミが散らばったり私有地に侵入するなどの迷惑行為が横行し、地元住民も対策に苦慮している。

『私有地に座り飲食』『ゴミのポイ捨て』『物置の上で花火見物』今年の天神祭も迷惑行為が横行...マナー違反が続出「もう少しなんとかならんのかな」嘆く近隣住民

 7月25日、天神祭の奉納花火が行われ、大阪の夜空を彩る3000発が多くの人々を魅了しました。その一方で、迷惑行為をする人たちの姿が今年も…。“大混乱の夜”を追いました。

 7月25日午後3時半、華やかな「陸渡御」の大行列が大阪天満宮を出発し、祭りはクライマックスに近づきます。午後5時すぎ、花火打ち上げまであと2時間以上あるにもかかわらず、JR桜ノ宮駅前は多くの人でごった返していました。

 打ち上げ会場の近くでは、間近で花火を見ようと、どんどん人が増えていき、コロナ禍からの回復を受けてか、外国人観光客らの姿も目立ちます。

 (スウェーデンから)「花火を見に今来たところです。どこで見られるんですか?」

 (香港から)「大勢が集まって楽しむ、この雰囲気が大好きです」

 例年130万人が訪れる天神祭では、一部の人が私有地に入りこみ休憩や飲食をするなど迷惑行為が横行。そのため、近隣のビルや住宅などは「立ち入り禁止」のロープや張り紙などで対策しています。

 (周辺住民)「ゴミが散らばっていたり、車にもたれて休憩されていたりするので、トラブル回避のために(対策を)している」

 (周辺住民)「本当に迷惑ですね。(花火が)終わってから若い人たちが座って(酒を)飲んだり」

 毎年あふれかえるゴミを減らそうと、ボランティア団体は、ゴミを分別・回収する場所を会場の20か所に設置しました。

 (ごみゼロ大作戦 花嶋温子実行委員長)「“この時代、この調子じゃ良くないよね”、“こういうお祭りじゃ先が続かないよね”ということで、ゴミを出さずに楽しいお祭りを作ろうとしています」

 ところが、花火が打ち上がる前の段階で、飲食の屋台に近いゴミ箱はゴミであふれかえり、その周りには入りきらなくなった空き缶やペットボトル、プラスチック皿などが置かれています。取材班の撮影中も、ゴミ箱の周りにためらうことなく次々と捨てられていきます。