[山口県]柳井市長選、井原健太郎氏が5選出馬表明

AI要約

井原健太郎市長が次期柳井市長選に5選目指して立候補表明。市の発展と財政再建を重視。

井原氏は多くの企業誘致や財政再建の実績を持ち、市民の期待に応える意向を示す。

早期の出馬表明は市の発展を加速させるため。多選批判にも前向きな姿勢。

[山口県]柳井市長選、井原健太郎氏が5選出馬表明

 来年3月に任期満了を迎える柳井市の井原健太郎市長は6日、次期市長選に5選を目指して立候補すると表明した。井原氏は「企業誘致や(来月開館の)みどりが丘図書館の実現など柳井が大きく動き始めている。この流れを止めることなく、引き続き市政を担えるようチャレンジしてまいりたいと決意した」と意気込みを語った。同市長選への立候補表明は井原氏が初めて。

 市議会一般質問で藤沢宏司市議(政友クラブ)から去就を問われて答えた。井原氏は総合化学メーカー、トクヤマ(周南市)の先進技術事業化センターをはじめ多くの企業誘致を実現させた実績や、市の基金が60億円を超すといった財政再建の手腕を強調。「市民からも『市の発展と柳井で暮らす幸せのさらなる実現に尽力を』との言葉を頂いている。県や国の強力な支援に甘んじず、これを最大限に生かすことが私に課せられた役割」と述べた。

 早期の5選出馬表明となった理由については「柳井が大きく動き始めており、それを街の発展につなげてほしいとの声をより早く、強く感じた」と説明。多選批判については「政策や政治手法を訴えることで今回も乗り越えたい」と語った。

 井原氏は田布施町出身。早稲田大を卒業後、衆院議員の秘書を経て2009年3月の市長選で初当選し、現在4期目。49歳。