【速報】パワハラ疑惑の兵庫・斎藤知事は辞職を『否定』 告発した県職員死亡で労組が『辞職』申し入れ

AI要約

兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラなどを告発した元幹部の男性職員が死亡したことを受け、県職員の労働組合が知事に対して辞職を求める申し入れを行ったが、斎藤知事は改めて辞職を否定。

元幹部の男性職員が自殺したことで問題が表面化し、労働組合が知事に責任ある対応を求め、知事の政治判断を促している。

副知事は労組の要求を重く受け止めつつ、職員の不安解消を当局の責務と位置付け、知事の進退については政治家としての判断を求めている。

 兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラなどを告発した元幹部の男性職員が死亡したことを受け、県職員の労働組合が知事に対して辞職を求める申し入れを行ったことに対し、斎藤知事は午後3時から会見を開き、改めて辞職を否定しました。

 この問題では、7日、斎藤知事のパワハラや企業からの贈与品の受け取りなどを告発した元幹部の男性職員が死亡しました。関係者によると、遺書が見つかり、自殺とみられています。

 兵庫県職員の約4割にあたる約4000人が加入している兵庫県職員労働組合は10日午前、「県政が停滞し、もはや県民の信頼回が望めない状況」だとして、知事に「責任のある対応」を求める申し入れ書を提出しました。

 労組側は「事実上の辞職要求だ」との認識を示し、土取節夫中央執行委員長は「告発をした職員を守ることができなかったのは痛恨の極み。県政を一新して、職員が安心して働ける職場づくりをしていただきたい」と語っていました。

 これに対し、申し入れ書を受け取った片山副知事は、「重く受け止めたいと思う。職員の不安を是正するのは当局の務めで、適正に対応したいと思う」とし、斎藤知事の進退については「政治家としての知事が判断すべきものではないか」と語っていました。