消防の道目指す大学生20人、地元・京都府南丹市の消防団に入団 「地域のために働きたい」 

AI要約

明治国際医療大学の新入生20人が南丹市消防団に加入し、地域貢献に意欲を見せる。

学生は毎年消防団に加入し、救急救命学科の知識を活かすために活動している。

団長からは広報活動や地域貢献の重要性を指導され、学生たちは意欲を持って取り組んでいる。

消防の道目指す大学生20人、地元・京都府南丹市の消防団に入団 「地域のために働きたい」 

 京都府の南丹市消防団に、明治国際医療大(日吉町)の新入生を中心に学生20人が加わった。学生の消防団員は全国的には少ないが、同大学では救急救命学科の有志が毎年入団している。辞令を受け取った学生たちは「地域のために働きたい」と決意を語った。

 同学科は消防職を目指す学生が多い。地域に貢献しながら消防について学ぼうと、2022年から毎年数十人が加入している。本部に所属し、地域の防災訓練で指導役を務めるなど活躍してきた。

 今年は1年生17人、2年生3人が入団し、29日に同大学で辞令交付式があった。野中大樹団長は「火災予防や団員募集のポスター作りなど、広報を中心に活動してほしい」とエールを送った。

 園部町で生まれ育った学生(18)は「地元の消防で救急救命士になることを目指している。地域の消防についてもっと知りたい」と意気込んでいた。

 指導する木村隆彦教授は「授業で学んだ医療の知識などを、地域のために生かしてほしい」と話した。