神戸の選手、スタッフに感謝の言葉「安心して学校に通えます」 神戸市立灘の浜小で通学時の見守り活動継続/リーグワン

AI要約

神戸のラグビーリーグワン1部の選手、スタッフが児童の見守り活動を続けている。児童から感謝の言葉が伝えられた。

神戸製鋼所の社員らが見守り活動を始め、ラグビー部員も参加。児童らからはお礼の言葉が述べられた。

選手たちは来季への意気込みを語り、チーム全体として8月下旬に始動予定という。

神戸の選手、スタッフに感謝の言葉「安心して学校に通えます」 神戸市立灘の浜小で通学時の見守り活動継続/リーグワン

登校時の児童の見守り活動を続けているラグビー・リーグワン1部の神戸の選手、スタッフらに3日、神戸市灘区の市立灘の浜小学校の児童が感謝の言葉を伝えた。

チームの母体である神戸製鋼所では、2019年5月に川崎市でスクールバスを待つ児童ら20人が殺傷された事件を受け、社員らが毎週水曜日の朝、神戸市中央区の本社近くの同小と市立なぎさ小の2校の通学路での見守り活動を開始。ラグビー部員もシーズンオフの期間中、交代で約10人が参加し、協力してきた。

この日はFB井関信介(29)ら4選手が灘の浜小の通学路で見守り活動を実施。その後、地域のボランティアととともに体育館で行われた朝礼に参加し、児童代表から「私たちの通学路を見守ってくださってありがとうございます。安心して学校に通うことができます」などとお礼の言葉を伝えられた。

入団6年目で当初から活動に参加している井関は「『試合を見てるよ』と声を掛けてくれたり、街中でつながれるのはうれしく思う」と話し、「チーム全員が地域を背負って闘っている気持ちがあり、(活動を通じて)そういう思いを強く実感できる。来季こそは神戸市のみなさんに優勝を報告したい」と5位に終わり、3季連続でプレーオフ進出を逃した今季からの巻き返しを誓った。

福本正幸チームディレクターによると、選手たちはすでに個人練習を再開しており、チーム全体としては8月下旬に始動する予定という。