博多祇園山笠の無事祈る「夏祈祷」…今年の一番山笠は大黒流、飾り山笠を7月から一般公開

AI要約

博多祇園山笠の無事奉納を祈る「夏祈祷」が福岡市で行われた。

転読や標題発表、飾り山笠の情報などが参加者に伝えられた。

今年の山笠は様々なテーマや舁き手、飾り方が用意されている。

 博多祇園山笠(7月1~15日)の発祥地とされる福岡市博多区の承天寺で2日、祭りの無事奉納を祈る「夏祈祷」があった。

 蛇腹状の経典を僧侶が両手で持ち上げ、扇を広げるようにパラパラとめくりながら読む「転読」が特徴で、参列した関係者約30人は真剣な面持ちで耳を傾けていた。終了後、博多祇園山笠振興会の武田忠也会長は「参加者がけがなく安心安全に奉納できるようにお願いした」と話した。

 一方、同振興会は今年の各流の舁き山笠と飾り山笠の標題を発表した。今年の一番山笠は大黒流が務める。

 平安時代や戦国武将といった歴史、「ガンダム」「アンパンマン」などのアニメのほか、能登をテーマにしたものもある。飾り山笠は7月1日から一般公開され、「走る飾り山笠」で知られる上川端通は追い山笠などにも登場する。