31歳「年収370万円」の男性です。婚活中ですが、女性が男性に求める理想の年収は「600万円」って本当ですか? 年収以外で“重視”されるものはないのでしょうか?

AI要約

未婚男女の理想の年収について調査結果を紹介。

男性は300~400万円、女性は500~600万円を理想とする傾向がある。

結婚相手には年収だけでなく、落ち着けることや楽しい時間を共有できることも重視されている。

男女別に求める理想の年収や結婚相手に求めるものに差異があることが示されている。

男性よりも女性の方が年収を重視している傾向がある。

年収に固執せず、価値観や一緒に過ごす時間を大切に考える姿勢が結婚において重要である。

31歳「年収370万円」の男性です。婚活中ですが、女性が男性に求める理想の年収は「600万円」って本当ですか? 年収以外で“重視”されるものはないのでしょうか?

結婚相手を探すにあたって、年収を条件としている人は一定数います。相手の年収が高ければ高いほど良いという考え方もあるでしょうが、世間の多くの人はどれくらいの年収を理想と考えているのか知りたいと思う人も多いでしょう。

本記事では、男女別に、結婚相手に求める理想の年収や、結婚相手に求めるものについて解説します。

結婚相手に求める理想の年収とはどのくらいなのかを見ていきましょう。WeCapital株式会社が未婚の男女に対して行った「年収と結婚に関する意識調査」によると、理想の年収は男性・女性それぞれで図表1のとおりです。

図表1

WeCapital株式会社「年収と結婚に関する意識調査」より筆者作成

未婚の女性が相手に求める理想の年収で1番割合が多かったのは「500~600万円」となっており、次いで「400~500万円」「600~700万円」という結果になりました。

一方、未婚の男性が相手に求める理想の年収で1番割合が多かったのは「300~400万円」で、次いで「400~500万円未満」「200~300万円未満」という結果になりました。男性が「300万円以上」、女性が「500万円以上」という結果で、女性のほうが結婚相手に高い年収を求めることが分かります。

結婚相手に求めるものは、当然ですが年収がすべてではありません。次に、実際に結婚した人が現在相手に何を求めているのか、男性と女性では異なるのかについて、内閣府の調査を見てみましょう。20~39歳の既婚の男女が現在相手に求めることの上位は、図表2のとおりです。

図表2

内閣府 令和3年度 人生100年時代における結婚・仕事・収入に関する調査報告書 より筆者作成

図表2を見て分かるとおり、既婚者が相手に求めるものは、1~4位までの項目は男女で順位に多少の前後はありますが同じで、「一緒にいて落ち着ける」「一緒にいて楽しい」など価値観を重視したものが挙げられています。

5位に関しては、女性が「満足いく経済力・年収」、男性が「金銭感覚が近い」という違いが出ています。この結果からも、男性よりも女性の方がより年収を重視しているといえるかもしれません。

今回は男女別の理想の年収と、内閣府調査による結婚相手に求めることについて解説しました。男女で相手に求める理想の年収が異なっていますが、結婚において男女ともに「一緒にいて落ち着ける」といった価値観を重視している点は相違ありません。

年収にこだわりすぎず、自身が一緒に生きていきたいと思う人を選ぶのが望ましいといえるのではないでしょうか。

出典

WeCapital株式会社 「年収と結婚に関する意識調査」

内閣府 令和3年度 人生100年時代における結婚・仕事・収入に関する調査報告書 第2章

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー