「雨でも傘をささない人」ってどういう気持ちなの?ささない理由は「すぐ乾くから」が第2位!
アンケート調査で傘をさすかささないかについて分析。男女差や「ささない派」の理由について探る。
「ささない派」の主な理由は、傘を持ち歩くのが面倒で荷物が増えることや、傘を収納する手間の問題が挙げられている。
傘をささない人たちの具体的なコメントや事情を紹介し、その考え方を理解することが重要である。
外出先で雨が降り出した時に、周りを見てみるとすぐに傘をさす人とささない人がいますよね。筆者はすぐに傘をさす派なのですが、どうもみんながそうとは限らない様子。手に傘を下げたまま足早に通り過ぎる人もちらほらと……! せっかく傘を持っているのに、なぜささないのでしょうか?
そこで今回『kufura』では、20~50代の男女397人にアンケート調査を実施。小雨の時に「傘をさす」か「ささない」かについて聞いてみました。
雨の強さや、どのくらいの距離を歩くかによっても判断は変わってくると思われるため、今回の調査では【“小雨”が降っているなかを、“5分程度歩く”としたら……あなたは傘をさしますか?さしませんか?】と質問。すると、このような結果になりました。
傘をさす・・・56.9%(226人)
傘をささない・・・43.1% (171人)
「傘をさす」が多数派ではあったものの、「傘をささない」と答えた人が半数弱でなかなかの接戦。すぐにでも傘をさしたい筆者にとっては意外な結果でした。
また、男女差も大きいようで、男性では「さす派」が46.8%で「ささない派」が53.2%と逆転した結果に。確かに街中で見かける傘をささない人は、男性が多いかも……? 一方の女性では約7割が「さす」と答えているものの、約3割は「ささない」を選んでおり、人によって判断がわかれる部分のようです。
ここからは、「さす派」「ささない派」それぞれについて、その理由を見ていきましょう。まずは気になる「ささない派」から!
全体の傾向を知るために、「傘をささない」と答えた171人に、おおまかな理由として「もっとも近いもの」をいくつかの選択肢から選んでいただきました。
第1位:傘を持ち歩くと荷物が増えるので、できるだけ持ち歩かないようにしているから・・・39.2%(67人)
第2位:小雨なら濡れてもすぐ乾くから・・・33.9%(58人)
第3位:傘は持ち歩くが、濡れたあとの処理が面倒で、なるべく使いたくないから・・・18.7%(32人)
第4位:傘をさしても、どうせ足元や荷物が濡れてしまうから・・・2.9%(5人)
第5位:たまには濡れたい気分のときもあるから・・・1.8%(3人)
その他・・・3.6%(6人)
1位は「傘を持ち歩くと荷物が増えるから」というもの。3位にも「濡れた傘の処理が面倒で、なるべく使いたくないから」がランクインしており、傘自体を持ち歩くことや、使用後の濡れた傘の持ち運びに抵抗を感じている人が多数派でした。
その他の回答として、「視界が狭くなるのがイヤだから」「雨に濡れるのが好きだから」というものも。
なんとなく気分でそうしている、という人が多いのかと思いきや、意外と実用的な理由で「ささない」を選択していることがわかり、「傘をささない人」への理解が深まった気がします。
●「傘をささない派」の詳しい理由や考え方
続いて、「傘をささない」と答えた人に詳しい理由を聞きました。
「傘をさすと片手が塞がってしまうから。多少濡れても気にならない」(32歳女性/その他)
「晴れの日を待って傘を干す作業が面倒くさいから」(52歳男性/その他)
「荷物が増えるのが嫌だから、小雨予報では傘を持っていかない」(31歳女性/その他)
「傘をさしても、どうせどこか濡れるし、折り畳み傘を持っていても小雨ならささない。それに濡れた傘を安心しておいておけるところも少ないと思う」(57歳男性/コンピュータ関連)
「濡れた傘の収納に困るから。小雨だと傘立てを出さないお店も多い気がする」(41歳男性/その他)
「お店を出る時に雨がやんでいると、うっかり傘を置いてきてしまいがち。だから一時的な小雨ではささないようにしている」(52歳男性/その他)
「大雨にならない限りはさしません。農家という仕事柄、突発的な雨に降られることにも慣れているから、小雨程度なら気にならない」(53歳女性/その他)
片手が塞がってしまったり、使った後の傘の扱いに困ったりと不自由さをあげる人が多くみられました。
なかには「傘の置き忘れ防止のため」という意見もあり、置き忘れがちな筆者は「確かに……」と思わずうなずいてしまいました! お店を出る時に雨がやんでいると、預けた傘の存在を忘れそうになること、ありますよね。