病気で枯れた木々に再び命を宿す!「ナラ枯れ」の木で“キノコ栽培”「特産品になれたら嬉しい」【アスヨク!】

AI要約

地元の森で枯れた木々からキノコ栽培を行う活動をしている松本圭二さんに焦点を当てる

ナラ枯れという伝染病によって枯れてしまった木々を再利用し、地元の資源を大切にする姿勢を示す

松本さんの活動は地元の飲食店などでも利用され、特産品として広まる可能性がある

病気で枯れた木々に再び命を宿す!「ナラ枯れ」の木で“キノコ栽培”「特産品になれたら嬉しい」【アスヨク!】

森の中に、積みあげられた木材。丸太の状態で置かれているものもあります。

病気で枯れてしまった木々です。

松本圭二さん:

これだめですね、枯れちゃって、あれもそうですね。中がスカスカになって折れやすくなっちゃう。

こうした枯れてしまった木々に再び命を吹き込む活動を行っているのが、地元に住む 松本圭二(まつもと・けいじ)さんです。

松本圭二さん:

荒れ果てた山林を蘇らせることはできないですけど、僕たちができそうなことを、この環境の中でできることをやりたい。

「ナラ枯れ」と呼ばれ、幹の内側が徐々に枯れてしまう“樹木の伝染病”。被害は全国に広がっています。

こうした木は突風などで倒れる恐れもあり次々と伐採されているのです。

そこで松本さんが始めたのが、ナラ枯れの木を使った“キノコの栽培”です。

1本の丸太から200グラム以上が収穫できるといいます。

ナラ枯れの菌は、木の根元を中心に蔓延するため、キノコ栽培には、先端の部分を使うそうです。

松本圭二さん:

(ナラ枯れの木を)倒すだけでもったいないよねって。全部使い切りたい。それが理想です。郷土愛だと思いますね。

生まれ育った地元が大好きだという松本さん。

“大切な地元の木を、1本も無駄にしたくない”と手探りでキノコ栽培に挑戦しています。

松本圭二さん:

地元の色んな飲食店で出したりとかもできたらいいなと思っている。特産品とかになれたら嬉しいですね。

木に再び命を吹き込み、キノコの命へとつなげていく松本さんの活動はあすも続きます。

(「イット!」9月5日放送より)