枝豆をおつまみ以外で食べるなら?暑い日にぴったりのキーマカレー

AI要約

季節の野菜を活かした美味しい料理とお酒のペアリングを提案する料理家・平野由希子さんによる、枝豆をエスニックに味付けしたレシピと、メスカルとの相性を楽しむ方法が紹介されています。

メスカルはアガベから作られるメキシコの蒸留酒で、スモーキーな風味や幅広い味わいが特徴。枝豆にスパイスを効かせたカレーとの組み合わせは絶妙で、ハイボールとして楽しむことがおすすめされています。

平野由希子さんのレシピには合挽き肉や香辛料、枝豆などが使われ、奥深い味わいが堪能できます。伝統のプレミアムメスカルとの組み合わせで、夏の食事をさらに楽しむことができます。

枝豆をおつまみ以外で食べるなら?暑い日にぴったりのキーマカレー

季節の野菜が持つ本来の美味しさを引き出すことを知り尽くしている料理家・平野由希子さんが、いま食べたい野菜で作る魅惑のお料理と、相性のよいお酒のペアリングを、時代のトレンドに合わせた視点で提案。今回は、枝豆をエスニックに味つけしたレシピが登場。ビールを合わせがちだけれど、話題のお酒・メスカルで粋な夏のひとときを!

 夏のおつまみといえば枝豆。ついビールを選びがちだが、今回は近年、注目をあびるメスカルと合わせてみたい。メスカルはリュウゼツラン(アガベ)から作られるメキシコの蒸留酒。おなじみのテキーラは、実はメスカルの1種。テキーラはブルーアガベから作られるが、メスカルはさまざまな種類のアガベの使用が認められ、果物やチリ、虫や肉を入れて蒸留することもあり、味わいの幅広さは想像以上。材料のアガベを燻してつくることも多く、スモーキーな風味もその魅力だ。

「ショットで飲むのではなく、ハイボールにすると、素晴らしい食中酒になります。ゆっくり味わって飲みましょう(笑)。特有の風味、スモーキーさは料理を引き立ててくれます。枝豆にスパイスを効かせたら、抜群の相性に私も驚きました」(平野さん)

 枝豆の歯応え、スパイス、香菜の香り。短時間で作れるカレーなのに、この奥深さは、やみつき必至。 

<材料 4人分>

合い挽き肉250g、枝豆1袋(250g)、香菜1束(3茎)、玉ねぎ(中)1個、にんにく・しょうが各1かけ、カレー粉大さじ1と1/2、トマトペースト大さじ2、水1/3カップ、サラダオイル大さじ1、塩小さじ1、こしょう・好みのスパイス(ガラムマサラなど)各適量

<作り方>

1 枝豆は塩ゆでして、さやから出しておく。香菜の根っこはみじん切り、茎と葉は1センチ程度の長さに切る。玉ねぎ、にんにく、しょうがはみじん切りにする。

2 鍋にサラダ油、香菜の根っこ、にんにく、しょうがを入れて熱し、香りが出てきたら玉ねぎを入れて、塩をふって玉ねぎがしんなりするまで炒める。

3 ひき肉、カレー粉を入れて炒め合わせる。色が変わったら、トマトペースト、塩、水を加えて5分煮る。香菜、枝豆を加えてさらに5分煮、塩、こしょう、仕上げにスパイスを加えてで味をととのえる。ごはんとともに器に盛る。

 伝統のあるプレミアムメスカルの作り手。フルーツのような香りやスパイシーさもあり、樽で熟成させたまろやかな風味だ。「メスカルやテキーラはメキシコ料理だけではなく、和食やエスニック料理にもよく合います。餃子との相性も最高です。テキーラバーを経営している友人は、お鮨と合わせて楽しんでいるそうですよ」(平野さん)

BY YUKIKO HIRANO

平野由希子

素材を生かしたシンプルでおいしい料理に定評のある料理家。書籍や雑誌、広告で活躍するかたわら飲食店のプロデュースや商品開発も手がける。日本ソムリエ協会認定ソムリエで、ワインと料理のペアリングが楽しめる料理教室も主宰。