在宅勤務の日は「交通費がかからない分の贅沢」としてウーバーイーツを頼みます。光熱費を考えたら「出社日」より大きな出費になるでしょうか?

AI要約

コロナ禍によりフードデリバリーサービスの利用が増加し、ウーバーイーツを利用する際の追加出費について解説。

ウーバーイーツの料金比較や追加料金の説明、自炊との費用比較について述べる。

在宅勤務の日の経済的影響を考え、出費を抑えるための視点を示す。

在宅勤務の日は「交通費がかからない分の贅沢」としてウーバーイーツを頼みます。光熱費を考えたら「出社日」より大きな出費になるでしょうか?

コロナ禍の影響で、一時的に外出の自粛が求められたことにより、フードデリバリーサービスの利用者が増えています。コロナ禍明けとなった今ではすっかり定着し、ウーバーイーツをはじめとするフードデリバリーサービスの配達員を街で見かけることは珍しくなくなりました。

本記事では、在宅勤務の日にウーバーイーツを利用するとどれだけの追加出費になるかについて解説します。光熱費や交通費、食費変動についても解説するため、ぜひ参考にしてみてください。

ウーバーイーツの料金は、飲食店で食事をした場合と比較すると価格が高く設定されています。ここでは、マクドナルドのメニューをそれぞれ比較してみましょう(表1)。

筆者作成

マクドナルド店舗で注文した場合に比べると、ウーバーイーツは価格が約2~3割程度高く設定されていることがわかります。

ウーバーイーツを利用する際は、商品代金以外に次の3つの料金がかかります。

・配送手数料

・サービス料

・少額注文における手数料

配送手数料は、注文する店舗から届け先までの距離によって変動します。また、稼働している配達員の数、注文する時間帯によっても変動し、その範囲は50円~500円程度です。また、商品を注文すると注文した商品の金額に対して、10%のサービス料が発生します。

なお、サービス料の上限は350円です。さらに、合計注文金額が700円未満の場合、少量の注文として150円の手数料が発生します。

例えば、ウーバーイーツでマクドナルドのダブルチーズバーガーセット(930円)を注文した場合にかかる金額は、配送手数料を200円とし、サービス料93円を加算すると合計で1223円となります。

次に、自宅で自炊をした場合の費用についてみていきましょう。総務省統計局の「家計調査(単身世帯)2023年」によると、単身世帯の平均食費は4万2049円、平均水道光熱費は1万3045円です。1日あたりでみると、食費は1401円、水道光熱費は434円となります。

出勤日の交通費については、通勤手当の平均金額を参考にしてみましょう。厚生労働省の「令和2年就労条件総合調査の概況」によると、令和元年11月分の平均支給額は1万1700円です。1日あたりで計算した場合、交通費は390円となります。