【甲子園】4度目聖地の広陵・高尾響は16強で姿消す「社会人かプロ」志望届は提出の方向も未定

AI要約

東海大相模が広陵を8-1で破り、ベスト8進出を決めた。

エースナンバーを背負う高尾響投手は敗戦し、4度目の甲子園でも頂点をつかむことができなかった。

高尾は未来への進路について、まだ決まっていないが社会人かプロを目指す考えを示唆した。

【甲子園】4度目聖地の広陵・高尾響は16強で姿消す「社会人かプロ」志望届は提出の方向も未定

<全国高校野球選手権:東海大相模8-1広陵>◇16日◇3回戦

 広陵(広島)が東海大相模(神奈川)に敗れてベスト8進出を逃した。

 1年からエースナンバーを背負ってきた最速148キロ右腕の高尾響投手(3年)は、4度目の甲子園も頂点はつかめなかった。

 背番号10山口大樹投手(3年)のあとを受けて、1-2の5回1死三塁から登板。押し込みながらも適時打を許すなどリードをさらに広げられた。

 6回には先頭に四球を許すと4安打を浴びて3失点。高尾は1回2/3を投げて7安打1四球で5失点。「ブルペンで投げる球数が少なくて、自分のコンディションがしっかり準備ができていなかった。この前と比べて状態的には良くなかった」。7回からは堀田昂佑投手(2年)にバトンを渡した。

 4度目の甲子園は、ベスト16で敗退となった。「自分が抑えてやるという気持ちで入ったけど、それが試合の中で実行できなかった。自分の中では悔いなく終われたのかなと思います。これまで自分がやれることをやってきたと思いますし、結果がこうだったので悔しい思いもあるんですけど、みんなとできたことは宝物ですし、大事にしたいなと思います」と振り返った。

 高尾は23年春から4季連続で甲子園に出場。2年春の23年春は4強入りも、夏は昨年に続いて2年連続で16強で姿を消した。

 今後の進路は「まだあまり決まっていないんですけど、社会人かプロを目指して」と思い描き、プロ志望届については「提出する形になると思うんですけど、まだわからないです」と話すにとどめた。