ガイドと一緒に登る「谷川岳」 花や景色を知れば、山歩きがもっと楽しくなる【みなかみ町】

AI要約

谷川岳は群馬県みなかみ町にある日本百名山で、ロープウェイを利用して登ることができる。

アウトドアメーカーに勤務する東海林航汰さんが初めての谷川岳登山をする際、山岳ガイド協会の手嶋常久さんが案内をしてくれる。

ロープウェイから眺める景色や山頂の天満宮など、谷川岳の魅力を存分に楽しんだ後、天神尾根を通って山頂を目指す。

ガイドと一緒に登る「谷川岳」 花や景色を知れば、山歩きがもっと楽しくなる【みなかみ町】

 日本百名山に数えられる、群馬県みなかみ町の谷川岳。複数の登山道からピークを目指せるが、ロープウェイを使って、天神尾根を登るルートが谷川岳デビューにぴったりだ。より安心・安全に登山をするのなら山岳ガイドと一緒に登るのがおすすめ。そこで今回は、「みなかみ山岳ガイド協会」所属ガイドと一緒に山頂を目指した。

 今回、登山をする東海林航汰さんは、アウトドアメーカーに勤める会社員。登山や釣りを楽しんでいるが、谷川岳に登るのははじめてだという。

 そんな彼を案内してくれるのが、みなかみ山岳ガイド協会に所属する手嶋常久さんだ。谷川岳をはじめ、北アルプスや上信越で活動し、登山、沢登りなどのガイドを担当。冬季は谷川岳天神平スキー場の雪崩講習も行なっているという、谷川岳を知りつくした頼れる存在だ。「町のシンボルでもある谷川岳は自分としても思い入れがある山」だというから、案内が楽しみだ。

 さっそく、谷川岳ロープウェイに乗って、登山口を目指す。谷川岳は雪深い過酷なエリアとあって、ロープウェイは強風に強いフニテル式。2本のワイヤーロープで搬器を固定するタイプで、国内ではフニテル式は3か所しかないという。このうち、谷川岳ロープウェイが最長を誇る全長2,400mのものなのだとか。

 ロープウェイ山頂に着くと、目の前にドーンと双耳峰の谷川岳が見えた。ここから天神尾根を通って山頂を目指すのだ。

 普段、手嶋さんはロープウェイ山頂からそのまま登山口に入るというが、今回は天気もいいのでペアリフトに乗って、展望台からの景色を眺めにいくことに。また、山頂部には天満宮が祀られている。

 展望台まで上がると、そこは360度のパノラマビュー。谷川連峰をはじめ、武尊山や赤城山など群馬県の代表的な山、眼下に見えるみなかみ町、さらに白毛門、笠ヶ岳、朝日岳など谷川連峰をUの字に縦走する馬蹄形ルートなど、手嶋さんが見える景色を説明してくれる。

 展望台の眺望を楽しんだら、いよいよ谷川岳登山にスタートだ。