75歳を超えて今も現役の運動科学者が「筋トレ」を研究しつくして到達した「究極の法則」

AI要約

武術家そして運動科学者である高岡英夫氏が40年以上の経験を活かし、全く新しい「筋トレの法則」を見出した。

筋活動が生きるために不可欠であり、現代社会において筋トレが最も効果的であることを説明している。

ウエイトトレーニングの種類や代表的なトレーニング方法について詳細を述べ、自重トレーニングやトレーニングマシンの利点も紹介している。

75歳を超えて今も現役の運動科学者が「筋トレ」を研究しつくして到達した「究極の法則」

武術家そして運動科学者として、現場での指導や理論の著述に40年以上携わり、100冊以上の著作を発表してきた高岡英夫氏。筋トレについても独自に鍛錬と研究を重ねてきた高岡氏は、ついに全く新しい「筋トレの法則」を見出した。はたしてどのような法則なのか、その中身が初公開された『レフ筋トレ 最高に動ける体をつくる』からお届けする。

生きるためには「筋活動」が欠かせません。

ここでいう筋活動とは、文字どおり筋肉を動かすこと(筋肉活動)を意味します。もっとかみ砕くと「筋肉を使う」ということなのですが、「これは筋肉を使ってる!」と誰でもクッキリ、ハッキリと認識しやすい筋活動といえば、現代社会において筋トレにまさるものはないでしょう。

なかでも代表的なのが、筋肉に負荷をかけて身体を鍛える「ウエイトトレーニング」です。ウエイトトレーニングには、バーベルやダンベルを使った「フリーウエイト」、専用の機器を使った「マシントレーニング」、自分の体重を負荷として利用する「自重トレーニング」などがあります。

いくつか例を挙げておくと、たとえば、「ベンチプレス」は、バーベルを使ったフリーウエイトとしては最も代表的なものです。これはベンチの上にあお向けに寝てバーベルを腕で上下に動かすトレーニングで、上下運動を適度な回数くり返したあと、バーベルのシャフトをベンチの両サイドに設けられた支柱にかけて終わり、となります。

うつ伏せで床に両手をつき、ベンチプレスのように肘を屈伸させて行うのが、誰でも一度はやったことがあるであろう自重トレーニング「腕立て伏せ」です。

ダンベルを片手に持ち、椅子に座って行う「コンセントレーションカール」という筋トレもあります。

上腕二頭筋に的を絞って鍛えたい人がやる運動で、ダンベルを持っている腕の肘を、太腿(ふともも)の、膝に近いところに当てるなどして、肘関節を中心に屈曲・伸展をくり返します。さらにトレーニングマシンを使えば、身体のさまざまな部分の筋肉を、より容易かつ的確に、各パーツごとに鍛えることができます。