名医が1日2錠愛飲している《脳梗塞予防のサプリ》とは…納豆菌由来の酵素「バチロペプチダーゼF」の驚くべき効果

AI要約

医療の専門家たちが実際に服用しているサプリメントについて紹介されている。帯津良一氏はNKCPを、他の医師はアラビノキシランやコエンザイムQ10を摂取している。

アラビノキシランは免疫力を高める効果があり、主に高齢者やがん患者におすすめされている。また、コエンザイムQ10はミトコンドリアの活性化に効果がある。

さまざまなサプリメントが紹介されており、それぞれの成分や効果について詳細が説明されている。

名医が1日2錠愛飲している《脳梗塞予防のサプリ》とは…納豆菌由来の酵素「バチロペプチダーゼF」の驚くべき効果

服用に注意が必要なサプリがある一方、有用なサプリも少なくない。現に、ある種のサプリを健康生活に役立てている医者は多い。では、医療の専門家たちはどんなものを飲んでいるのか?

米寿を迎えた帯津三敬病院名誉院長の帯津良一氏が実際に飲んでいるのはNKCPだ。これは、納豆菌から抽出された「バチロペプチダーゼF」という酵素のこと。納豆の粘り気の成分に含まれる酵素で、血液をサラサラにする効果があるとされている。

帯津氏が解説する。

「尊敬している2歳年上の医師が若い頃、脳梗塞で倒れてしまい、話せなくなってしまったことがあります。それを見て『脳梗塞になると仕事を続けられない』と強い危機感を覚えました。

予防法を探究したところ、バチロペプチダーゼFという酵素がいいという結論にたどり着きました。私は20年以上、大和薬品が出しているNKCPを1日2錠ずつ飲んでいます。飲むタイミングは朝食のあと。幸いこれまで脳梗塞にはならずに過ごせていますから、効果はあると思います」

NKCPのほかに「免疫力を高めたい人におすすめ」というのがアラビノキシランを含んだサプリだ。

アラビノキシランとは、植物の細胞壁に存在する成分のこと。なかでも麦、玄米、全粒粉、コーンなどの穀物類や大豆、ゴボウ、オクラなどに多く含まれている。

アラビノキシランは食物繊維でもある。腸内まで届き、善玉菌の増殖を助け、腸内のバランスを整える。便秘の予防や改善に効果的だ。ほかにも血糖値の上昇を穏やかにしたり、血中コレステロール値を低下させたりする効果もある。

「免疫力を高めるという意味で、高齢者はもちろん、がんで闘病されている方にもおすすめしています」(帯津氏)

アラビノキシランを含むサプリには大和薬品の「レンチンプラス1000」や、オリジン生化学「スーパーオリマックス」などがある。

免疫力を高めるためには、体の細胞内のミトコンドリアを活性化させることが重要になる。前出の福田氏はミトコンドリアがエネルギーを作り出す際に必要となるコエンザイムQ10を飲んでいるという。

「コエンザイムQ10には、心臓の働きを良くする効果もあり、心不全などの心臓病の予防にもつながります。ミトコンドリアの力が弱ってくると、体力が減って、大病に耐える持久力がなくなってきます。体内で作ることもできるのですが、加齢とともに量がどうしても減っていってしまいます。

ミトコンドリアの活動を補助する成分は、ほかにL-カルニチンと-リポ酸があります。私のクリニックでは、なかでも抗がん剤を使う人を対象に、免疫力を高める目的でコエンザイムQ10と併せて、使ってもらっています」

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