仕事・家事・子育てしながら「やりたいことを諦めない」ために「一番大切なこと」

AI要約

ママさんの夏休みストレスについてのアンケート結果と、リフレッシュ方法について紹介。

漫画家の川瀬はるさんが自分の時間を確保する方法を学ぶエッセイ紹介。

睡眠を大切にするタイムコーディネート術に挑戦する川瀬さんの物語。

仕事・家事・子育てしながら「やりたいことを諦めない」ために「一番大切なこと」

マイナビニュースのアンケートで、小学2年生以上の子どもがいる女性会員に、「子どもが夏休みの間、お母さん自身が疲れたりストレスがたまったりすると感じることはあるか」と聞いたところ、「はい」が85.7%、「いいえ」は14.3%と言う結果が出た。8割以上のママさんが、なんらかのストレスを感じている。

また、疲れたりストレスがたまったりした時どうするか、という質問には、

「好きなものを食べる/自分にご褒美を与える」、

「外出する/運動する」、

「家事などを任せる/手を抜く」、

「夫にサポートしてもらう」、

「自分一人の時間を作る」などの回答が寄せられた。

おいしいものを食べたり、体を動かすなどしながら、適度に手を抜き、夫にも分担させ、自分時間を確保する。

毎日忙しいワーママに欠かせない、リフレッシュである。

『やりたいことがどんどん叶う! じぶん時間割の作り方』(川瀬 はる著 / 吉武 麻子監修 / オーバーラップ)はそんな忙しい女性が、自分時間を確保するためのコミックエッセイだ。

3歳児の母にして、漫画家の川瀬はるさんは「時間がない」が口癖。

仕事、家事、子育て、趣味とやりたいことはたくさんあるのに、目先の忙しさに追われて、「今日も無駄にした」と反省することが多々ある。

そんな川瀬さんが、時間をコーディネートする「TIME COORDINATE」株式会社の代表 吉武麻子さんにアドバイスを受けながら、自分の時間のデザインを始める。

吉武さんは、疲弊せずに仕事のパフォーマンスを上げて、生活を楽しむ「タイムコーディネート術」の考案者で、これまで約3000人の「時間をコーディネートする生き方」を指南してきた。

第1話「仕事、家事、育児…毎日の『つなわたり生活』支える『私が我慢すれば…」の危うさ」では、「子どものため」と自分に言い聞かせ、時間に追われる苦しさを我慢して、現状を維持しようとしていた川瀬さんに対し、誰かのために自分を犠牲にする考え方は、要注意だと吉武さんが教える。

それは自分の意志に向き合えていないことを「誰か」のせいにしたり、「時間がない」せいにしているのと同じことなのだ。

第2話では、自分の時間をタイムコーディネートしてみようと前向きになった川瀬さんに、まずは現状を把握するところから始めるよう、吉武さんが教える。

そして一日の時間の使い方の中で、どこを変えたいか聞くと、川瀬さんは「睡眠」と答える。

タイムスケジュール書き出してみると、川瀬さんの睡眠は、深夜1時から6時の5時間。自分の時間を捻出するには、この睡眠時間を削るしかないと先走る川瀬さんに、吉武さんは待ったをかける。

「タイムコーディネートでは、“睡眠時間”が第1優先。何よりもまず、睡眠時間を決めて」

だが、主婦であり、母であり、フルタイムワーカーである川瀬さんにとって、しがらみや拘束のない自由時間は、そう簡単には捻出できない。

他から削るのは無理だと嘆くが、吉武さんは5時間の睡眠を、さらに増やして理想の8時間を確保するところから始めようという。

「そんなことをしたら、自分の時間が減る……」

半信半疑ではあったが、まずは試しと従う川瀬さん。結果はどうなったのか。

漫画の試し読みでお確かめいただきたい。

◇子どもと一緒に21時に就寝。決めていた朝5時に目覚ましにも頼らず、気持ちよく起きた川瀬さんは、出産前は自分が朝型だったことに改めて気づく。

直後、子どもが起き出して、自分の時間を持つことはできなかった。

それでも川瀬さんの生活は変化し始め、気持ちよさを味わったことだけは間違いない。

とはいえ、自分時間の捻出はまだこれから。睡眠時間を削るどころか増やした川瀬さんに、吉武さんはいったいどんなアドバイスをするのか。

次回に続く。