「食器用スポンジの洗う面、勘違いしてない?」夏はスポンジにとっても厳しい環境下…“スポンジ博士”が正しい置き方、使い方、替え時を徹底解説

AI要約

食器用スポンジの正しい使い方や交換時期、保管方法について紹介されています。

スポンジは1か月弱が目安であり、汚れや臭いが気になったら早めに交換することが推奨されています。

スポンジの寿命を延ばすためには、使い終わった後にしっかり洗って絞り、食材の付着を防ぐ工夫が大切だとされています。

「食器用スポンジの洗う面、勘違いしてない?」夏はスポンジにとっても厳しい環境下…“スポンジ博士”が正しい置き方、使い方、替え時を徹底解説

食器用スポンジは、ザラザラした不織布の硬い面と柔らかいウレタン素材の2層になっていることが多いと思います。多くの方が「鍋の焦げ付きなどは硬い面、普段のお皿は柔らかい面」と使い分けているのではないでしょうか。

「実は多くの方が勘違いしているのですが……」と話すのはスリーエム ジャパン株式会社で「スポンジ博士」と呼ばれる原井敬さん。正しいスポンジの使い方・保管方法をお聞きしました。

皆さんはどのくらいの頻度で食器用スポンジを交換していますか?スポンジ博士によると、目安は「3週間から1ヶ月程度」とのこと。意外と短い!

「使用状況やシーンにもよるので一概には言えないのですが、そのくらい使っていると不織布面に毛玉や毛羽立ちが出てきます。さらにウレタン側が裂けてきたり色が変色してきたりしたら替え時です。さらに、いやな臭いがしてきた時も菌が繁殖しているということなので交換してほしいですね」(スポンジ博士 原井敬さん)

目安としては1か月弱ですが、スポンジを酷使するか、ほとんど使わないかにもよるので、見た目や臭いで判断するのが良いということですね。できるだけスポンジの寿命を延ばすためにできることはあるのでしょうか?

「使っているうちにどうしても汚れや食材がスポンジに残ってしまいますが、その状態を放置すると菌が繁殖しやすくなってしまいます。スポンジを使う度に汚れと食材はもちろん、泡もしっかり落とし、すすいでからよく絞って風通しの良い状態で保管してください。

大切なのはスポンジにそもそも汚れや食材がつかないようにすることです。たとえば洗う前にお鍋や食器の汚れをキッチンペーパーでふき取る、お湯で汚れを流しておくなどするとスポンジ自体のダメージも減らすことができます」(スポンジ博士 原井敬さん)

洗剤によってはスポンジの除菌もできると謳っているものもありますが、「スポンジメーカーの立場としては、スポンジに洗剤が残っている=食材がスポンジに付着してしまっている可能性が高いため、しっかり洗ってほしいですね」とのこと。