こんな食生活は要注意! 免疫アップのためにやめたほうがいい習慣とは?
夏は免疫力が低下しやすい季節であり、対策が必要。
腸内環境を整えるために食事に気を付けることが重要。
不規則な食生活や添加物の摂取は腸活に悪影響を及ぼす。
室内外の寒暖差が激しく、睡眠も不足して自律神経が乱れがちな夏は、実は1年で最も免疫力が低下しやすい季節。秋に向けて体調をくずさないために、今からできる対策を!今回は、免疫アップのためにやめたほうがいいこと、腸活編!
「いくら腸活にいいといわれる食品でも、毎日それだけを食べ続けるのは、栄養の偏りやとりすぎになるのでおすすめできません。サプリメントも同じく、免疫機能を調整するといわれる『ビタミンD』でさえも、それだけを毎日過剰に摂取しているとどこかに歪が出てくる可能性があります」(大野先生)
「16世紀にヨーロッパの医師が『口に入るものはすべて毒。体に良いか悪いかは量が決める』という格言を残しました。つまり、食べすぎは体に毒。食べすぎると腸の働きが鈍って、腸内環境も悪化します。食事はゆっくりとよくかんで食べ、おなかいっぱいになる前にストップして!」(大野先生)
「忙しくて朝は食べない、昼食や夕食の時間は日によってバラバラ、寝る間際に食べる日もある…など不規則な食生活を続けていると、排便リズムが乱れて腸内環境が悪化します。しかも1日1食や2食だと偏食や栄養不足になりがちです」(大野先生)
「加工食品を食べる場合は、添加物に注意。合成保存料や着色料などを摂りすぎてしまうと、腸内細菌にダメージを与える可能性があります。塩分や糖分も多すぎると良くないように頻繁にとるのは避けるのが賢明」(中西さん)
\こんな添加物は注意!/
・合成保存料
・合成着色料
・合成甘味料
・乳化剤
見た目や味、香り、保存性を高めるための食品添加物は、メリットはもちろんあるが、とりすぎによる健康リスクの可能性にも意識を。
教えてくれたのは....島根大学医学部附属病院 臨床研究センター長・教授 大野 智(おおのさとし)先生
医学博士。東洋医学を含む統合医療・補完代替療法などが専門。最近刊に『東洋医学はなぜ効くのか』(共著・講談社)
教えてくれたのは....薬剤師 中西 功(なかにしいさお)さん
外資系製薬会社勤務を経て独立し、予防医学を主とした「フローラプラス」を起業。「山口台薬局」の代表も務める。